落語家の林家こん平さんが17日、誤えん性肺炎のため亡くなった。77歳だった。

 21日、NHKが報じており、こん平さんは新潟県生まれで、中学校を卒業した後、昭和の爆笑王と呼ばれた林家三平さんのもとへ入門。落語家になった。1972年に真打ちに昇進し、『幇間腹』や『品川心中』などの古典落語のほか、師匠の三平さん譲りの漫談を得意とした。

 また、演芸番組『笑点』(日本テレビ系)では、持ち前の大声でふるさとの民謡『佐渡おけさ』を歌うギャグや明るいキャラクターで人気を集め、約40年にわたってレギュラーを務めた。

 こん平さんは05年に「多発性硬化症」という神経の難病を発症。リハビリを続けながら全国各地で闘病体験をもとにした講演活動を行うとともに、落語を通して子どもたちに命の大切さを伝える活動に取り組んでいた。

情報提供元: News Lounge