木村拓哉 ゲーム主人公に寄せた服装で登場


 俳優・木村拓哉(45)、滝藤賢一(41)、谷原章介(46)、中尾彬(76)、ロックバンド『[ALEXANDROS]』が10日、都内で株式会社セガゲームスの新作ゲーム『JUDGE EYES:死神の遺言』完成披露会に登場した。


 同日同会場では『PlayStation(R)LineUp Tour』が開催され、今後のタイトルなどを発表。そのなかで、本日の登壇者らはPlayStation(R)4用のリーガル・サスペンスゲーム『JUDGE EYES(ジャッジアイズ):死神の遺言』に登場するCGのキャラクターを演じることからゲストとなった。木村が演じる元弁護士の探偵・八神隆之は木村にそっくりで、ゲーム内でキャラクターは尾行、撮影、変装、ド派手な格闘といった探偵ライフを過ごす。


 八神と同じ革ジャンに白いTシャツ、ダメージジーンズに白いソックス姿で登場した木村は、「ゲームのキャラクターに自分を寄せるということをしてみましたけど、非常にドキドキしています」と、照れ笑いを浮かべながらのものに。


 総合監督の名越稔洋氏からは木村のキャスティングへ、「3年前に書き始めたときに、そのときキャストは誰か決まっていなかったんです。でも、アイコンがほしいなと思っていたときに、木村さんにたまたまお会いできる機会があったので、お会いした後に、勝手な妄想でダメ元で送ってみて」と、オファーしたところ快諾の答えが返ってきたという。


 ついにお披露目までこぎつけ、ゲームに出演するのは初となる木村は、「誰に言いたくても言えなかったことなので、ようやく胸を張って言えるのが嬉しいです」と、胸のつかえが下りたよう。トレーラーを見てみては「自分が動いているというので……なんなんですかね。興奮はしてますけどちょっと照れるというか。初めてのことばかりで、驚きの連発ですね」と、心情を。


 ゲーム制作の現場にも足を運んだという木村は「思っていたより、みなさん本当に寝てないです」と、ぶっちゃけ名越氏を苦笑いさせつつ、「案外アナログな部分もあったりして、全身タイツにポインターをつけてリアルに動いているんです。自分に変わってアクションをしている人がいるというのを知ることができたんです。現場には差し入れを入れさせて頂きました」と、関心を引かれたようだった。


 八神の役作りへ木村は「架空の世界を作るんですけど、存在としては、確実に存在しないといけないキャラクターで、弁護士としての立場上のこともありますけど、男と男のぶつかりあいもあるんですよ。世の中的に遠ざけられている部分ですけど、八神は義理人情を大切にしているので、重点を置きたいなって」と、大切にした部分も。


 一方、中尾は本作のオファーが来たときにゲームは門外漢ということで「すぐ断りました」と、バッサリ返答したのだとか。しかし、「若い衆に言われてしょうがなくやりました。でも作っているうちに乗ってくるんです」と、感じ方も変わっていったようで、演じてみて「キムタクが三船敏郎とすると、私は志村喬という感じで」という気持ちにもなったり「これをきっかけにゲームをやってみようかな」と、意欲が湧いたとも。


 谷原は龍が如くシリーズのファンで楽しみにしていたということや、滝藤は「オファーから1年くらい発表がなかったから、僕外されたのかなって」とおどけたり、「これが木村さんとの初共演でどういうセッションを彼らはしているのかを楽しんでもらえれば」とアピールしつつ、「まさか自分がゲームのキャラクターをやらせて頂くと思っていませんでした。これまでクセの役が多かったので、いままでやってきたことを丁寧にやらせて頂きました」と、裏話も披露していた。


 イベント後半に『[ALEXANDROS]』も登壇。川上は本作の主題歌・ED楽曲での起用が決まったときのことを川上洋平から「大興奮でした」といい、映像を観たときに出てきた言葉を歌詞に織り込んだとも。さらに、川上は「エンディングはクリアしないと聴けないので、頑張ってクリアしてください!僕も頑張ってクリアします」と、呼びかけていた。


 そして木村から「監督をはじめ、『[ALEXANDROS]』のメンバー、キャスト、制作にかかわったすべてのスタッフの力がきっとこめられています。みなさん次第でストーリーがいかようにも変わりますので、思いっきり楽しんでもらえたらと思います」と、PRしていた。


 『JUDGE EYES:死神の遺言』は、今年12月13日より発売!なお、9月10日の同日よりダウンロード体験版も配信!



情報提供元: News Lounge