小林監督が下半身露出して観客とハグ!?


 映画『全員死刑』(配給:日活)が14日(現地時間)、フランス・パリ『エトランジェ映画祭 2017』“モンドビジョン部門”枠で出品され、小林勇貴監督(26)が現地でティーチインを行い、作品と同じくぶっ飛んだ行動でインパクトを残した。


 本作は、強い家族の絆、熱い親子愛がどんどんエスカレートし、監禁、暴行、絞殺、毒殺、銃殺と連続殺人へとつながってしまう、被告である家族4人全員に死刑判決が下った異例の事件を扱った作品。主演の次男・タカノリ役は本作で映画初主演となると間宮祥太朗が、長男・サトシ役は毎熊克哉、その父に六平直政、母に入絵加奈子、タカノリの彼女役に清水葉月と豪華キャストが集結している。


 『エトランジェ映画祭 2017』の午後9時45分から全世界初の上映がスタート。その後ティーチインを行うことに。会場となったパリの映画館Forum des Imageへは、“エトランジェ=奇妙な、見知らぬ人”の言葉通り、個性豊かでひと癖もふた癖もある観客が、日本が放つ強烈な新人監督“小林勇貴”の姿を一目見ようと映画祭に多数訪れるというものとなった。


 ティーチインで、小林監督は、「この映画はずっと撮りたかった映画で、そのワールドプレミアをフランスでできることが嬉しいです」と、真面目に切り出したかに見えたが、「質疑応答もいいんですけど、やっぱり俺はみんなで一緒に楽しみたい!という気持ちが強いので、俺にタオルで殺されたいという人がいれば前に出てきてください!」と、映画のワンシーンの再現へ。タオル片手に「カモン!カモン!」と観客を挑発する小林監督だったが、半信半疑の観客たちは誰も動こうとはせず失笑が起こる。


 すると、小林監督、日本では“いろんな人から怒られる”下半身を露出しながら呼びかけだすことに。この妙な熱気に観客たちから志願者が続出!首締めが終わるごとに、小林監督は笑顔で「サンキュー」と観客にハグをする紳士的な姿に、観客から親しみを込めた大きな拍手が手向けられ、ついには親しみを込めた拍手が巻き起こる。


 そのアピールも実ってか、観客たちからは「映画もあんたも狂ってるよ!」「最高のパンクムービー!」「一生忘れられない映画体験!」「若い頃の三池崇史みたいに衝撃的だ!」との声が飛び、映画祭委員長からも「こんなに観客と一体になった作品や監督をほかに知らない!」と、絶賛コメントを引き出すものとなった。


 この衝撃的なティーチインを終え、小林監督は「嬉しいこと!映画でも舞台挨拶でも観客をぶっ殺すことができて嬉しかったです!悔しいこと!終電間近の上映ってこともあって、席がもう少し埋まって欲しかった!でもそんななか来てくれたお客さんの熱量は凄くて、圧倒されました!!!映画祭の委員長に『こんなに観客と一体になった作品や監督は今までほかにないです』と言わしめることができました!全員死刑だ!ぶっ殺う!!!!!」と、テンションの高いメッセージも寄せている。


 映画『全員死刑』はR15+で11月18日よりヒューマントラストシネマ渋谷・テアトル新宿ほか全国ロードショー!


 ※記事内写真は©2017「全員死刑」製作委員会


小林勇貴監督


 


 


 



情報提供元: News Lounge