デジフェスが今年も開催!


 『DIGIMON ADVENTURE FES. 2017』昼の部が30日、東京・オリンパスホール八王子で開かれ豪華キャスト・アーティスト陣がトークや朗読劇、ライブなど盛りだくさんで楽しませた。


 『デジモンアドベンチャー』15周年を記念し、2015年から全6章で順次公開されている劇場アニメーション『デジモンアドベンチャー tri.』。本イベントにその公開に合わせて開催されており、15年から3回目となる。


 この日も会場には、八神太一役の花江夏樹、武之内空役の三森すずこ、泉光子郎役の田村睦心、太刀川ミミ役の吉田仁美、高石タケル役の榎木淳弥、城戸丈役の池田純矢、八神ヒカリ役のM・A・O、望月芽心役の荒川美穂、アグモン役の坂本千夏、ピヨモン役の重松花鳥、ガブモン役の山口眞弓、テントモン役の櫻井孝宏、パルモン役の山田きのこ、パタモン役の松本美和、ゴマモン役の竹内順子、テイルモン役の徳光由禾、メイクーモン役の森下由樹子、歌手の宮崎歩、AiMが登場し、司会は松澤千晶アナウンサーが務めた。


 時間になると、デジモンの代表曲の1つである『Butter-Fly』が流れるなか1分前からカウントダウンとなり、花江と坂本による「デジモンフェス2017開幕!」の影ナレーションで幕開け!


 まずは、選ばれし子どもたちのキャストが一斉にステージに現れ、パートナーデジモンのキャストたちが続き、17人のキャストが壇上に立った。それぞれあいさつしていくなか、山田から吉田へお手製のピンク色の帽子をプレゼントし、さっそく和気あいあいな雰囲気。


 トーク序盤は、『デジモンランキング』と題して、第1章から第4章までのさまざまなシーンをキャストとファンから事前に集めたアンケートを公開するというコーナーへ。その最中に、坂本が山田の“寝ていた”んじゃないかと指摘し、坂本が「パルモン老化ーじゃ困るから!」というと、山田が「恐縮です~」と、劇中のセリフで返し、大爆笑に。


 さらに、丈に彼女ができたという設定になっていることへ榎木が「丈先輩に彼女はいないと信じています。メールもBOTでしょうね」と、胸に秘めていた“疑惑”を語ると、池田が「いますー!」と、応戦し丁々発止な盛り上がりに。しかしその“疑惑”は、ファンたちも同じように思っていたようで、ファンアンケートで面白いシーン1位、驚いたシーンでも第3位に丈の彼女のことがランクインするという結果。これには場内からそこかしこで笑い声が聞こえ、池田は「ただ彼女ができただけなのに」と、しゅんとしてしまう一幕もあった。


 続けて9月30日公開予定の第5章「共生」の話題へ。予告編第2弾が会場でいち早く公開され、そのラストに太一のゴーグルが地面に落ちているような意味深カットに。このことに、この日は残念ながら参加できなかった石田ヤマト役の細谷佳正からビデオメッセージが寄せられ、「どうなったんだよ!?太一としか言えません」という謎のメッセージを残す。


 さらには、M・A・Oも「お兄ちゃんどうしちゃったんだろうって。兄妹そろって“進化”するのかもしれませんよ」と、コメントしたりと謎は深まるばかりだったが、徳光は、「選ばれし子どもたちが心震わせるセリフが多くて、そこが見逃せないものになると思います」と、見どころも語っていた。


 イベント後半は、『デジモン スペシャルドラマ 夏の超進化のど自慢大会』と題した朗読劇が開催。ただの朗読劇かと思いきや、そののど自慢大会の前座に宮崎が登場し、『brave heart~tri.Version~』を熱唱するトリッキーな演出が!


 その後、キャスト陣が11曲のキャラクターソングを歌うというライブと朗読劇が一体となった感じで展開。そのなかで、吉田&AiMの新旧・ミミが当時の映像をバックに『スーパー☆ガール』をデュエットする胸熱なシーンも。しかも、AiMはイベント序盤で山田が吉田にプレゼントした帽子をかぶってのもので、より連帯感を増したものとなった。


 そのまま宮崎とAiMのライブパートになだれ込み、『Beat Hit!』、『Break up!』、AiMの『I wish~tri.Version~』、『keep on~tri.Version~』と次々と観客熱狂のパフォーマンスを繰り広げたが、その最後には第5章『共生』エンディングテーマが宮崎&AiMによる『アイコトバ』と明かされることに。2人による初生披露も行われたが、曲調は作品内容に合わせたのか少し暗めのスローテンポなものとなっており、第5章の展開がさらに気になる仕上がりを見せた。


 ラストは、全員が一斉に登壇し、昨年亡くなった歌手・和田光司さんの『Butter-Fly~tri.Version~』を、和田さんの歌う映像とともに合唱し、終演を迎えていた。


 終演後には花江と坂本による囲み会見が開催。昼の部を終えての感想を尋ねると、花江は、「毎年思っているんですけど、あっという間に終わってしまって、今年も歌も朗読もガッツリできて、あますことなくデジモンを楽しめたかな。初回はデジフェスの空気感が分からなかったのでそういう心配していたんですが、今年は前回の楽しい思い出があったし、お客さん喜んでくれるだろうなって純粋に楽しんで参加することができました」と笑みを見せると、坂本も、「お客さんのデジモン愛をヒシヒシと感じながらでした。キャストもそうだけど、みんなで同じところに進んでいるんだなって感じて」と、一体感を楽しんだよう。


 ほかにも、8月初旬に舞台も上演となるが、このことを花江へ尋ねると、「お話を聞いた時は純粋にビックリしたんです。デジタルのお話をどう登場させて表現するのか演出が楽しみで。人形を細かい動きで動かしていたし、オメガモンとかもどうだすのか楽しみにしているんです」と、期待を寄せる。すると坂本が「結構、やりたてホヤホヤなんです(笑)」と、アグモンとして声の出演がありそうな様子を伺わせ、2人とも「ぜひ観たいです!」と、声をそろえていた。


 そんな質疑応答をしながら、「自分の中に太一が根付いてきた」という花江へ坂本は「本当にたくましく、大人になった!」と、成長を認めるなど、よりキャスト間でも連帯感が増したイベントになったようだった。


 ※記事内画像は(C)本郷あきよし・東映アニメーション





 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


情報提供元: News Lounge