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ドキュメンタリー映画『道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48』(監督:舩橋淳/配給:東宝映像事業部)完成披露試写会が15日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開かれ『NMB48』とともにサプライズで『HKT48』のメンバーが登壇。計14人の華やかなものとなった。
女性アイドルがなかなか定着しない“不毛の地”と呼ばれた大阪。そんな場所で2010年に誕生した『NMB48』の奮闘ぶりなどに密着し、メンバーたちの人間味に迫った作品となっている。
時間になるといきなり場内が暗転。『NMB48』バージョンのOvertureが流れ、壇上に“さや姉”山本彩(22、チームN兼AKB48チームK)、“みるきー”渡辺美優紀(22、チームBII兼AKB48チームB)、“しゅう”薮下柊(17、チームBII)、“なぎさ”渋谷凪咲(19、チームBII兼AKB48チーム4)、“りりぽん”須藤凜々花(19、チームN)、“ゆーり”太田夢莉(16、チームN)がスタンバイし場内が明るくなるという演出となり、観客は拍手で迎え、その後、舩橋監督とこの日飛び入りとなった“みるるん”白間美瑠(18、チームM兼AKB48チームA)も参加することとなった。
白間が自身のキャッチフレーズで、アピールするとその後に続く、メンバーもキャッチフレーズで呼びかけるという賑やかなものに。そのなかで渡辺はファンへ「きょうのことを楽しみにしてくださっていたファンの方が多くて」と、反響を語りつつ、「きのうの夜にツイッターでファンのみなさんが、『卒業発表とかないよね?』と心配してくださったんですけど、それにつなげるのはやめましょう」と、苦笑いを漏らすことも。
本作について舩橋監督は、撮影前には『NMB48』のことをほとんど知らなかったことを告白。しかし、8ヶ月かけて撮影し、編集も含めると1年かけて作成したことで、「僕は何も知らない立場から『NMB48』の良さ、何も知らない人でも分かる良さをと思いました。アイドルのジレンマ、光と影を描いたと思います」と、感じたことを伝え、「着替え部屋以外はどこでもいていいと言われて、本当に抱腹絶倒ないろんなシーンもあって、コミュニティを描いてみたいと思いました。そして、いろんな方が支えることによって成立しているんだなと思いました」と、しみじみだった。
グループ内での競争も描かれることから、司会から白間へこれまでの活動で1番プレッシャーを感じたことは?という質問がされたが、「プレッシャーってなんですかね?さっき、監督がジレンマと言った時もなんのことだろうと思ったんです」と、真顔で話し、場内が沸き返るなか、隣にいた渋谷へプレッシャーの解説を求める一幕も。それに納得した白間は「昔はお姉さん方たちがいて、任せれば大丈夫と思ってプレッシャーがなくて、でも最近は任されることが多くなって、自分の力でやらなきゃと思うようになって、プレッシャーを感じるようになりました」と、ナチュラルに使いこなし、メンバーたちも総ツッコミ!それでも白間は涼しい顔で「これか!プレッシャーって!プレッシャー感じてましたね!最近よく感じてます」と、漫才のようなやり取りを見せていた。
続けて『AKB48』との違いを問われた渋谷は、「『AKB48』さんはグループの中でいかに個性を出して、どう自分を見せれるかというのがあるのですが、『NMB48』はグループで一致団結して、そろっているパフォーマンスをしているのは48グループで1番だなと思っています。それと大阪のグループということで、お笑いの面もみんなで頑張っていて、毎日1ボケして、みんなでボケとツッコミに励んでいます」と、話したのだが、これにメンバーたちから、「絶対嘘!」との声が飛び交うことに。では、きょうは何かボケをしたのかと問うと、渋谷はコマネチをしたといい実演。ウケはイマイチだったため、「1日1000回練習してきます」と、猛特訓することを誓おうとする渋谷に薮下が「相部屋になることが多いから、1000回もやられたら迷惑やから!」と、オチをつけていた。
ほかにも、太田が涙するシーンで、山本から話を聞いてもらうというカットもあるそうだが、「あのとき彩さんが私を励ましてくださったんですけど、この方は、歌、ダンス、パフォーマンス、表現力全部においてパーフェクトなのに後輩の面倒見もよくて、どうして総選挙が6位なんだと怒りが芽生えました!今年総選挙があるなら、もっと上位にいるべき人物じゃないかなと思います!1位になってください!」と、熱い思いをスピーチしていた。
イベント終了間際には、「ちょっと待った!」と『HKT48』の“さしこ”指原莉乃(23、チームH)の声が。本作と同日に上映されるドキュメンタリー映画『尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48』(監督:指原莉乃/配給:東宝映像事業部)の舞台あいさつに訪れていたそうで、指原とともに、“はるっぴ”兒玉遥(19、チームH兼任でAKB48チームK)、“める”田島芽瑠(16、チームH)、“みくりん”田中美久(14、チームH)、“みお”朝長美桜(17、チームKIV兼任でAKB48チーム4)、“さくら”宮脇咲良(17、チームKIV)、“なこ”矢吹奈子(14、チームH兼任でAKB48チームB)が登場。
指原だけステージ衣装ではなく「監督風」という衣装で現れ「ぜひ相乗効果でお互いがよくなればいいなと思って遊びに来ちゃいました」と、盛り上げることに。山本は「さっきLINEしていたのにそんな感じなかったのでびっくりしました」と、驚かせることとなった。
同作について指原は、「自分が見せたくない姿を見せるのがバラエティでもおもしろいので、メンバーにも観てもらいましたけど、あのシーンやだなというシーンがめっちゃあります!」と、アピールしメンバーたちも「今からでも(カットするの)間に合わないかなと思っています」と、絶叫させる仕上がりを見せていた。
また、作品公開日が同日になったことへ、山本へコメントを求めると「そこは穏便にどちらも観てもらえると幸いです」と話し、指原も「ジャンルも涙の意味も違うのでどちらもおもしろいと思う」と、アピールしていた。
映画『道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48』と映画『尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48』は29日より全国公開!