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2021年4月3日にグランドオープンする、ムラサキパークかさま(茨城県笠間市)にて、3月20日(土)にKASAMA OPENが開催され、女子は藤井雪凛(15)が優勝。
藤井選手は、昨年行われたVirtual Exposure2020、14歳以下トランジションの部で優勝するなど、めきめきと頭角を現してきている期待の若手スケーター。
男子は、東京五輪出場を視野に入れる、笹岡建介(22)がバックサイド540や、ヒールフリップインディーなどの、大技を決めて優勝した。
KASAMA OPENパーク種目は、3名のジャッジによるポイント制で、45秒を3トライ行い、ベストポイントによって順位が競われた。
ストリート種目は、3月21日に開催予定であったが、荒天予報の為に中止となった。
藤井選手は大会後のインタビューで「憧れのスケーターはノラ・ヴァスコンセロス(WELCOME SKATEBOARDSの女性ライダー)」と答え、笑顔を見せた。スケートスタイルもさることながら、彼女のセンスの良さと独創性にも今後、注目していきたい。
女子トップ3
・草木ひなの/フロントサイドスミスグラインド
・小川希花/バックサイド5-0グラインド
・藤井雪凛/ウイニングランで見せた、バックサイド360
男子トップ3
・徳田凱/ノーリー180スイッチバックサイドフィーブルグラインド
・永原悠路/バックサイド540
・笹岡建介/ヒールフリップインディー
カサマオープン女子結果
1位 藤井 雪凛-51.67
2位 小川 希花-47.67
3位 草木 ひなの-41.67
4位 溝手 優月-39.33
5位 菅原 芽依-37.57
6位 千田 小陽-30.00
7位 伊藤 凛音-18.17
※出場選手7名
カサマオープン男子結果
1位 笹岡 建介-80.00
2位 永原 悠路-75.00
3位 徳田 凱-65.67
4位 増田 薫-63.67
5位 阿部 海璃-61.33
6位 中谷 太紀-54.33
7位 田中 陽-52.33
8位 会田 奈生-50.67
9位 内田 怜臣-33.00
※出場選手9名
笠間芸術の森公園の、広大な敷地内に国内最大級スケート広場(4,600平方メートル)を有する、ムラサキパークかさまのセクションを紹介!スケーターはこれでイメトレをして、是非遊びに行って欲しい。
・ストリートエリア
・マニュアル台と、バンクに繋がるカーブ
・スケートパーク オブ タンパにある、ロングレールを彷彿とさせるような形状
・ストリートの大会では高得点が狙える、9段ステア&ハンドレール
・ステア横に位置する、レールとレッジ
・逆サイドにもレールとレッジ
・中央部分にゆるいバンクとレッジ&レール
・広く使えるR
・初心者も楽しいミニR
・ミニボウルエリア&スラッピーゾーン
・プールコーピングも付いている、ボウルエリア
・ボウルエリア2
大事な窓口
・店内スケートボード売り場
・BMXもキッズ用から大人用まで揃えている
「ムラサキパークかさま」で、スタッフとして働くBMXライダーの眞謝大輔は、多くのプロスケーターやBMXライダーを生んできた「ムラサキパーク東京」を支え、カルチャーを伝え続けてきたスタッフであり、ライダーの1人。
当たり前の話だが、パークやショップは地域のスケーターやBMXライダーにとって、とても大事な窓口になる。ギアの事はもちろん、競技への向き合い方や考え方、時には“何がカッコよくて、何がダサいか”といった、価値観にだって影響する。どんなにいろんな技が出来ようと、人間性が伴わなければ、すごくダサくなってしまう。
国内最大規模の大きさを誇り、初心者から上級者まで遊べるこのパークで、彼らがどのようなスケートボードやBMXのカルチャーを育み、どんなスケーターやBMXライダーが、この笠間市から生まれてくるのか?
これからの行く末が、とても楽しみである。
ムラサキパークかさまHP【https://www.murasaki.co.jp/brand/ridelifemag-murasaki-sports/shop_key/murasaki-park-kasama/38342】
写真・文 小嶋 勝美
スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。
約10年間お笑い芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。