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アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスにて開催中のX Gamesミネアポリスにて、堀米雄斗が優勝!初出場の白井空良が3位に輝いた。同じく初出場の池田大亮も予選を3位で通過し、決勝では7位と大健闘。堀米は最大の武器であるノーリーからのトリックで高難度の技を披露し、89.00点を獲得。
白井はアーリーウープからのフロントサイド180フェイキーバックサイド5-0グラインド 180アウトなど独自のスタイルで攻め、最後はハードフリップ フロントサイドボードスライドを見事に決め、87.00点を獲得した。
X Gamesは2020年東京オリンピック出場の為のポイント対象外のコンテストの為、ワールドスケートの発表するランキングポイントには反映されないが、その注目度は群を抜いており、世界中の人が注目する大会となっている。
堀米優斗のラン
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堀米雄斗は2本目のランで…
ノーリーフロントサイド180 スイッチバックサイド50-50グラインド180アウト
ノーリー バックサイドノーズブラントスライド
フロントサイドブラントスライド
360フリップ
ノーリーバックサイド270ノーズスライド
ノーリーフロントサイド270リップスライド
ハーフキャブブラント フェイキー
以上のルーティンを完璧にメイクし89.00点を獲得。
7トリック中4つがノーリー系の構成と、独自のスタイルを見せた。
※ノーリーとは進行方向側の足(利き足と逆)を踏み込んで飛ぶ技のこと。
白井空良のラン
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白井空良も2本目のランで…
バックサイドブラントスライド
フロントサイド5-0グラインド
360フリップ
フロントサイド180 フェイキーバックサイド5-0グラインド ブラインドサイド180アウト
バックサイドディザスター
フロントサイドビッグスピン
キャバレリアルバックサイドテールスライド
バリアルヒールフリップ
ハードフリップ フロントサイドボードスライド
以上のルーティンを完璧に決め、87.00点を獲得した。
白井の滑りで特徴的だったのが、アーリーウープで入るフロントサイド180からのフェイキーバックサイド5-0グラインド ブラインドサイド180アウト。この技の場合、アーリーウープで入らないといけない為、ぐっと難易度が増す。
さらに片方のトラックだけでレッジを滑り、後ろ側に180度回転して着地するという、技名だけでもとんでもなく長いのに、それを完璧にメイクするという所はまさに神業!(※アーリーウープとは通常とは逆方向に回転して飛ぶ技の意味。技の難易度も高くなる)
さらに最後のレールで見せたハードフリップ フロントサイドボードスライドも素晴らしいメイクで高得点を獲得した。堀米雄斗や白井空良のような日本の新世代スケーター達の特徴の一つに「独創性」があげられる。既存のトリックに自分のオリジナリティを加え、それら複合技を完璧に仕上げてくる。
そうすることで、彼らのオリジナルトリックのような存在になり、結果的にすごい勢いでスケートボードを進化させている。これからもどんな進化を見せてくれるのか楽しみで仕方がない。
Monster Energy Men’s Skateboard Street Podium!
— X Games (@XGames) August 3, 2019
: @yutohorigome
: @nyjah
: @Shirai_Sora#XGames Minneapolis 2019 pic.twitter.com/zsBzuUtpvb
1位 堀米 雄斗 -89.00
2位 Nyjah Huston -88.00
3位 白井 空良 -87.00
4位 Jagger Eaton -86.33
5位 Jamie Foy -86.00
6位 Luan Oliveira -84.00
7位 池田 大亮 -73.33
8位 Felipe Gustavo -71.33
9位 Dashawn Jordan -69.66
10位 Kelvin Hoefler -68.66
筆者・小嶋 勝美
スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。
約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。