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Instagramより @aori_nishimura
1月10日から13日(現地時間)にかけてブラジル・リオデジャネイロにて行われたStreet League Skateboarding World Championship Super Crownにて西村碧莉が優勝の快挙!!
接戦の末、大逆転劇でスーパークラウンをものにした。
男子では堀米雄斗が決勝に出場、2018年に行われたストリートリーグ全戦で勝利し、今回の最終戦でも優勝を期待されていたが、残念ながら8位に終わった。
今大会のストリートリーグ最終戦、ワールドチャンピオンシップは2020年東京オリンピック出場に必要なポイントが加算される大会となっており、2本のランと5本のベストトリックの上位4本の合計得点で争われる。
堀米、西村の他に日本からは池田大亮、池 慧野巨(ケヤキ)、小鈴大和、伊佐 風椰(カヤ)、織田夢海が参戦した。
決勝進出者は西村以外全てアメリカ、ブラジル勢の中、西村は2本のランをトップで通過。ベストトリック1本目では、今大会のセクションの中で最も大きいレールでフロントサイドリップスライドをメイク。ナインクラブ(9.0点)を獲得する。
追い上げる2位のレティシア・ブフォーニはベストトリック最後の5本目で西村と同じくフロントサイドリップスライドをメイクし、ナインクラブ(9.0点)を獲得。そのまま1位に躍り出ると、まるで優勝したかのように仲間たちと騒ぎ出すも、西村碧莉は冷静に、同じセクションでフロントサイドボードスライドをメイク。
8.5点を獲得し0.1点差で大逆転!見事ワールドチャンピオンに輝いた。
西村の点数が発表された瞬間、レティシアの顔からは笑顔が消え、彼女はボードを投げ捨てた(彼女は2016年、2017年のSLSスーパークラウンで2位。今大会で3年連続2位となる)
Instagramより @leticiabufoni
凄い逆転劇だった。
レティシアがベストトリック2本目で決めたフロントサイドボードスライドは8.5点。(パメラ・ロザも2本目に同トリックで8.5点を獲得している)
そして西村の2本目のフロントサイドリッップスライドは9.0点。レティシアのラストトリックが同じくフロントサイドリップスライドで9.0点。この時点で、西村が8.5点を出せば0.1点差で優勝。少なくとも8.4点を出せば同点。
レティシアが西村と同じトリックをして9.0点を出しているのだから、西村もレティシアが2本目で決めたフロントサイドボードスライドを同じセクションでクリーンメイクすれば、いくら会場がレティシアの出身地とはいえ8.3以下の点数がつくとは考えにくい。
これが果たして計算通りだったのかどうかはわからないが、実際にあのプレッシャーの中できちんと決める所が、世界女王なのかもしれない。
Instagramより @leticiabufoni
1位 西村 碧莉 – 32.6
2位 Leticia Bufoni – 32.5
3位 Lacey Baker – 28.5
4位 Mariah Duran – 26.9
5位 Virginia Fortes Aguas – 23.4
6位 Pamela Rosa – 23.3
7位 Karen Feitosa de Barros – 15.1
8位 Alexis Sablone – 7.3
Instagramより @nyjah
1位 Nyjah Huston – 37.6
2位 Kelvin Hoefler – 37.0
3位 Felipe Gustavo – 35.5
4位 Aurélien Giraud. – 35.3
5位 Mark Suciu – 33.1
6位 Ivan Monteiro – 32.7
7位 Chris Joslin – 25.7
8位 堀米 雄斗 – 22.1
筆者 小嶋 勝美
スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。
約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。