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表彰式には、ゲストプレゼンテーターとして福田監督作品の映画『銀魂』などに出演した橋本環奈さんが登場し、福田監督とのトークセッションでは映画撮影の裏話などを披露しました。
「ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー」は、その年にヒットや新しいチャレンジを生み出した作品の“裏”で活躍する監督やプロデューサーに贈られる賞。昨年から、日経BP社が主催するイベント「TREND EXPO TOKYO 2017」内での公開表彰式がとりおこなわれており、会場には大勢のファンがつめかけました。
今年7月に公開された『銀魂』は、興行収入38.4億円のヒットを記録し2017年の実写邦画部門ではNO1※の実績です。神楽(かぐら)役を好演した橋本環奈さんは、現在、公開中の『斉木楠雄のΨ難』でもヒロイン照橋心美を演じ2作連続で福田組に参加しています。※2017年9月9日現在。
福田監督は「高橋環奈さんを起用したのは、個人的に“好み”だったから」と話し、あまりに好きすぎて『銀魂』の神楽役と、『斉木楠雄のΨ難』の照橋心美役を2役同時にオファーしてしまったことが明らかに。
とはいえ、身長をふくめ、共演者とのバランスが良く、画がとても漫画チックなシルエットになったことが決め手だったとも話し、また「2、3分話せば期待に応えてくれる逸材かピン!ときます。橋本環奈は、天下無敵のコメデエンヌです」と“好み”だけではないこともきっちりとフォローしました。
福田監督は、自身の笑い声でNGをだすほど“面白いこと”に対して正直。そのかわり納得しないと、まったく笑わないそうで「役者はそれが怖い。…ムロ(ムロツヨシ)さんも、ジロー(佐藤次郎)さんも監督が笑わないと地獄のような思いをするらしい」と福田組の演技の厳しさが話題に。
橋本さんはアイドルらしからぬ演技が評判になった『銀魂』での“白目をむいて「鼻をほじる」シーン”について聞かれると「客観的に笑いをつくることは大変だし、恥ずかしがって演技をセーブしたら面白くない。笑いに厳しくて的確だから指示に従える」と監督への信頼を語りました。
福田監督は、「ぼくの映画はサブカルと言われるけれど、自分では王道だと思っていて、憧れのドリフターズさんのような、誰が観ても笑える作品を目指しているつもり」と自身の作品について語り、日本はお笑いをテーマにした作品が、なかなかヒットしない。どうか(なし!)と決めつけないで、イレギュラーを面白がってもらえると嬉しい」とコメントしました。
今年で2日目を迎える「TREND EXPO TOKYO 2017」は、日経BP社の発信する情報誌やコンテンツを通して“ヒット&トレンドを体感・体験する” イベントです。著名人によるセミナーやテクノロジー、ライフ(衣食住)、起業・創生の各ジャンルに分かれた企業の展示などを楽しむことができます。
2017年の準ミス・ワールドの長内さんも参加。口腔内の菌バランスを良好に保つロイテリ菌が入ったヨーグルトを紹介
また、会場には情報誌『日経トレンディ』の恒例企画「2018 ヒット予測100/2017ベストヒット30」に掲載されている商品が実際に展示されるコーナーなど、日本の今と未来のトレンドを実体験ができます。