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生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研が「目の健康」をテーマに行った調査で、40代から80代の約7割以上が「目の健康に自信がない」と回答し、平均して49.3歳で「目の不調が増えた」という結果が出ました。「40歳を過ぎてから目の不調が増えた」という人は全体の60%にものぼり、40代は「目の曲がり角」と言えそうです。
40代と言えば、老眼を実感し始める頃。ただし、回答者のうち67%もの人が、老眼以外にも目に関する悩みが「ある」と答えているのです。具体的には「疲れ目」(65%)と、「かすみ目」(55%)が主な悩み。パソコンを使ったお仕事や、電子書籍など、目の負担は時代とともにどんどん増しているように感じますよね。
「目の疲れやかすみ」の原因として考えられるひとつに「加齢による涙液不足」があります。涙液量の変化を調べた調査によると、50代の涙液量は20代に比べて約4割も減ってしまうという研究データもあり、加齢とともに目は乾きやすくなっているようです。
涙が少なくなると、角膜が乾いて傷つきやすくなる状態になり、目が疲れやすくなったり、見えにくくなったりしてしまいます。
目の悩みに有効な対処法といえば真っ先に浮かぶのが目薬。ただ、購入するときに何を重視すれば良いかわからず、聞いたことのあるメーカーや価格などで選んでしまいがちですよね。
涙液不足解消に効果的な成分は、眼科医の眞鍋洋一先生によると以下の2成分といいます。
「ビタミンA」…………涙液を安定化させる機能がある
「コンドロイチン」…角膜を保護・保水する機能がある
また、この2成分が一般用目薬の承認基準において、できるだけ多いほうが、効果に期待できるとのことです。
最近の目の疲れが「もしかしたら涙液量によるものかも?」と思った方は、ぜひこの2つの成分に注目して、目薬を選んでみてください。「涙活(るいかつ)」なんて言葉もありますが、ストレスケアだけでなく、目を守るためにも涙はとっても大切だったんですね!