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プレミアムフライデーは、2017年の2月から導入された「月末の金曜日は午後3時に仕事を切り上げ、買い物や飲食、旅行など有意義に過ごそう」という政府が推奨する消費喚起のキャンペーンです。
2017年6月末に総合旅行サイト『ena』を運営するエアプラス株式会社が、プレミアムフライデーの導入企業で働いている431名を対象にアンケートを実施したところ、過去4回のプレミアムフライデーの活用有無について67.3%が「活用している」と回答しました。
その内訳は、20代が最も高い結果となり年代が下がるほどプレミアムフライデーを積極的に活用しているようです。
活用方法についての質問では「家族と過ごす」と回答した割合が最も多く、続いて「友人とご飯を食べに行ったりして過ごす」「「一人でゆっくりとした時間を過ごす」という順に。また、「その他」なかには「仕事」や「バイト」、「岩盤浴」「医者に行く」といった回答も得られているそうです。
さて、6月・7月はボーナス期。夏休みも目前ですが、レジャーや旅行の計画にプレミアムフライデーを活用する人はどれほどいるのでしょうか?
プレミアムフライデーを旅行消費に利用した人に、その内訳を質問すると海外旅行に利用した人は80%。国内旅行消費は全体の20%と海外旅行消費が国内旅行消費よりも高く、60ポイントも上回っていることが分かりました。
この結果は、主にアクティブに活動する20代~30代の若年層がプレミアムフライデーを活用している影響があるようです。
そこで、年代ごとに『プレミアムフライデーにおける旅行消費』の内容を比較したところ、国内旅行消費は、年代別での活用割合に大きな違いは見られません。一方で、海外旅行消費は、20代が58.3%、30代が30.6%と、20代と30代だけで全体の80%以上を占める結果に。
また、アンケート対象者全員に今後のプレミアムフライデーの消費意向を聞くと「韓国・台湾・東南アジア・中国など」や「国内旅行」などの旅行消費意向が、Q2の質問で上位だった「同僚とご飯を食べに行ったりして過ごす」を上回る結果になったようです。
実際に『ena』では、6月~7月のボーナス時期に海外旅行の予約が増加する傾向にあり、プレミアムフライデーが導入された5月頃から例年にくらべ海外旅行予約が増えているといいます。とりわけ20代~30代の若い世代からの予約が多く、40代~50代の予約も増える傾向にあり、アンケート結果が反映されるカタチとなりました。
プレミアムフライデーを活用することで、半日早く出発し土日を旅先でゆっくり過ごせるというメリットがあり、週末のショートトリップ的な要素も考えられるため、今後は、日本国内や韓国・台湾など近場のスポットなど、旅行意欲が高い20代~30代の若い世代を中心に行きたくなる旅を提案したいとしています。
今年は、暦のタイミングが合わず連休が例年に比べ少ないそうですが、レジャーや旅行の予定に『プレミアムフライデー』を活用して有意義な計画をたてるのも手ですね。
■調査方法:インターネットリサーチ
■実施期間:2017年6月27日(木)~2017年7月3日(月)
■調査対象 居住地:全国
性別:男女
年齢:20代~60代
職業:会社員(プレミアムフライデーを導入している企業に勤める会社員)
人数:431サンプル