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正社員採用やフリーコンサル、スポットコンサルなどをサービス展開するアクシスコンサルティング株式会社は、この度、新しい発想で社会をより良い方向に導くアイデアを表彰するプロジェクト「NOVUS FUTURE DESIGN AWARD 2022」に協賛を行いました。
受賞チームには副賞としてスポットコンサルティングサービス「コンパスシェア」を提供。最優秀賞に選ばれた現役高校生の吉浦璃子さんが考案したアイデア「未来創造部」の実装化に向けてサポートを実施しました。
NOVUS FUTURE DESIGN AWARD 2022にて最優秀賞に選ばれたアイデア「未来創造部」は、似た夢を持つ中高生が世界中から集まりアイデアを出して形にする「部活型」オンラインコミュニティ。学生自身の目線から「私たち世代に最も必要なものは何か」というテーマで活動を行います。
社会に出る前の高校生の段階から、プロジェクト企画や起業もスポーツや芸術のように課外活動として浸透させ、日本の未来のイノベーターを育成することを目的とする「未来創造部」。中高生が企業から出された課題に対して解決法を提案し、アイデアの実現を目指します。
WEBサイト: https://miraisozobu.com/
この度、 NOVUS FUTURE DESIGN AWARD 2022の副賞として提供された「コンパスシェア」は、プロのコンサルタントに30分から相談できるスポットコンサルティングサービス。アクシスコンサルティング株式会社のデータベースの中から、未来創造部の支援にふさわしいコンサルタントがサポートを行いました。
実際に行われた「コンパスシェア」では、吉浦さんが今回のアイデアを思い付いた背景の確認や、高校生の世界観をつかむところから始まり、打ち合わせを全17回行いました。
今回行われたコンサルティングサービス「コンパスシェア」では、未来創造部に関するマーケティングをはじめ、事業として継続させていくための収益化の方法、巻き込む必要のある関係者の検討、またSNS運用の注意点や未来創造部の活動へ参画をお願いしたい団体や企業向けにメッセージを送る際のコミュニケーション方法など、広範囲にわたりアドバイスを行いました。
例えば、初期の構想段階では学生から出されたアイデアを事業という形にしていくために、実現したいことや優先度を付けて1年後・3年後・5年後を見据えたプランを作るようアドバイスをした他、 WEBサイト制作では、サイトの訪問者が学生、保護者、企業など多岐にわたるため、対象に合わせた言葉や表現、デザインなどについてもアドバイスを行いました。
ーーコンサルタントが未来創造部にどのような支援を提供しましたか?また、プロジェクトの始まりにおいてどのような課題に直面しましたか?
吉浦さん:起業経験がない私にとって、どこから始めればよいのか、物事を進めていく適切な順序が分からないことが最初の課題でした。しかし、コンサルティングで実装にむけた具体的レールを敷いてくださり、前進することができました。ミーティングで毎回私が進捗を共有し、コンサルタントの方から有益なフィードバックをいただくことで、ブラッシュアップしていきました。
ーーコンサルタントの専門的な知識やアドバイスが、未来創造部のアイデアを事業に変えるプロセスでどのように役立ちましたか?特に、事業計画の策定や実行段階での貢献について教えてください。
吉浦さん:マーケティングを検討するプロセスで、自身ではなくステークホルダーの視点に立って最も効果的な言葉・手段を見つけることの手助けをしていただきました。未来創造部のWEBサイトで使うメッセージは、どんな言葉が響くのか、また、企業や保護者といった学生以外の立場の方々にはどのようなアプローチを取ると効果的なのかなど、私自身の経験や知識では難しく感じる部分を補完していただきました。加えて、コミュニケーション、事業のマネタイズや事例をリサーチするアプローチ、会社の種類の決め方や仲間との役割分担のコツなど、未来創造部の運営において有益な知識もたくさんご教示いただきました。
ーー未来創造部のメンバーが、高校生として起業やイノベーションに向き合う上でコンサルタントからのアドバイスで学んだことは何ですか?
吉浦さん:起業するのだから、大人と同等な立ち回り、知識を持って精進しなければと意気込んでいた中、高校生・留学生といった、私ならではの価値を有効活用することも効果的だということを教えていただきました。自分の先を行っている方々を目標とすることも大切だけれど、人の背中を見る以上に、自分と向き合って個性的な強みを見つけることで埋もれない存在を確立することの重要性を学びました。
ーーコンサルタントとの協力がなければ、未来創造部は同じ成果を達成できたでしょうか?進めていく中で生じた課題や困難について教えてください。
吉浦さん:いただいた協力がなければ、同じ成果は達成できなかったと思います。まず、準備段階ではサービスの内容にフォーカスを当てていたので、そのままの自分のイメージ感で進めていたら、せっかく良いものを作っても世の中に広く届かないという困難が生じていたと思います。また、マーケティングにおいても、私は無意識のうちに学生視点での未来創造部の魅力しか考えられていなかったので、自分のみでは企業や保護者といった立場にもたらす別角度の価値をうまく伝えられなかったと思います。
コンサルティングが行われたことにより、より良いサービスとなっていくであろう「未来創造部」。今後どのような展開となっていくのか、期待したいと思います。