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地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出量を減らそうとする「脱炭素化」が世界規模で行われている昨今。様々な企業が脱炭素化に向けた試みを行っています。
三井ホーム株式会社もその一つ。同社では以前より行っていた使用木材の国産化や、中大規模建築物の木造化をさらに進めるべく、7月28日(金)より木造SDGsプロジェクト「MOCX GREEN PROJECT(モクスグリーンプロジェクト)」をスタートさせています。
木造建築は、森林と同じように炭素を建物内に長期固定することが可能。炭素を大気に戻さない事に加え、伐採地に植林されることで CO2吸収力は回復され、地球温暖化防止に貢献します。
また、木造建築は鉄筋コンクリート造(RC 造)や鉄骨造の建築に比べて、資材の製造時や加工時に必要なエネルギーが少なく、建設時のCO2排出量を大幅に削減します。
以上のことから三井ホームでは木造の建築を通じて脱炭素化に貢献。MOCX GREEN PROJECTでは、主に以下の3つの取り組みを行っていきます。
① 木造建築による炭素固定量可視化する取り組み
林野庁の「建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドライン」に基づき、三井ホームがこれまで手掛けた木造建築における炭素固定量を推定。今後は、より正確な炭素固定量を算出し報告を続けていきます。
② 国産材利用推進によるサプライチェーン全体での社会貢献の取り組み
国産材の積極活用を推進していくため、2022年には北海道との建築物木材利用促進協定を締結し、その他にも全国各地からの木材調達を実施。国産木材の利用促進は、脱炭素社会の実現、林業の成長産業化及び地方創生への貢献となります。
③ 木造技術革新により中大規模建築物の木造化を推進する取り組み
脱炭素社会に向けたサステナブル木造マンション「MOCXION(モクシオン)」など、中大規模建築物を中心に木造化を推進することで、大幅にCO2を削減。
今回、三井ホームではMOCX GREEN PROJECTの開始とともに、創業以来手掛けてきた木造建築がもたらす炭素固定量を発表。2023年3月末時点で推定「約383 万 t(3,831,457 トン)」もの炭素固定量を実現させています。
この炭素固定量は東京ドームの延べ面積約2,162 個分(スギの木の 758 万本分)の森林が固定する炭素量に相当するそうです。(日本の滅失住宅の平均築後年数 38.2 年より、1985 年 3 月 31 日以前に引渡しの物件はすべて滅失しているものと仮定して計算に含めず、1985 年 4 月 1 日以降に引渡しの物件はすべて現存しているものと仮定して試算)
木造建築に関する様々な取り組みを通じて社会に貢献していく三井ホーム株式会社。同社が行うMOCX GREEN PROJECTは7 月 28 日(金)よりスタートしています。
MOCX GREEN PROJECT公式 URL :https://www.mitsuihome.co.jp/company/mocx_green_project/