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目玉展示のひとつである「ビクトリアハーバー(維多利亞港)」のミニチュアでは、会場に設置されたタブレットで顔写真を撮影すると、ミニチュアの背景となっているLEDスクリーンに撮った顔写真が花火となって打ち上がったり、「観塘の繁華街」のミニチュアでは、AR(Augmented Reality、拡張現実)を組み合わせ、タブレット上で映画の看板に自分の顔を映し出すことができたりと、ただ展示を眺めるだけでなく、作品に参加し楽しめる仕掛けも用意されています。
また、ミニチュア作品のあちらこちらには、どこかで見かけたことがあるような有名人やキャラクターが忍び込んでおり、それらを探すのも一興。アーティストたちの遊び心も垣間見られます。
開催に先駆けて行われたセレモニーでは、香港特別行政区政府、駐東京経済貿易代表部のトーマス・ウー首席代表代行が登壇。「この2年間は自由に海外へ行くことができない状況であったかもしれませんが、これらのミニチュア作品を通じて、祖国復帰までの25年間に香港が遂げた発展を感じていただけたら嬉しい」と話し、創造性に満ち、東洋と西洋が融合し個性あふれる、国際都市 「香港」ならではの魅力を伝えたいと挨拶しました。
会期中の週末(7月31日と8月6、7日)には、香港から来日したミニチュア模型作家による実演会が開催され、実際に会場内でミニチュア制作を披露するなど、約1時間のセッションを予定しています。精巧な作品づくりを可能にするプロのテクニックを間近で体験できるチャンスをお見逃しなく。(開催時刻は14時と16時の2回を予定)。入場は無料で、誰でも自由に見学できるので気軽に立ち寄れますね。
なお、展示作品は「今昔 Old and New」「傳統(伝統) Traditions」「美食 Delicacies」「節慶(祭りと行事) Festivals」という4つのテーマに合わせて、公式ウェブサイトでも紹介しており閲覧することができます。詳細は「香港ミニチュア展」https://www.hketotyo.gov.hk/japan/jp/miniature2022/ まで。
ミニチュア作品の緻密さやリアルさに思わず息をのみ、じっくりと観察したくなること間違いなし! 東洋と西洋とが入り混じり不思議な熱気にあふれる、新しくて懐かしい「香港」に出会ってみませんか?