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そのプロジェクト第1弾として、これまで自社内で蓄積されてきた技術をベースにスマートフォン向けアプリを開発。顔の動画から心や体の状態を推定し、自己の状態を分析する機能を搭載しています。また、化粧品の感触を起点とした触覚研究をもとに、五感を通じて心や体を満たす体験プログラムが構築されました。これらによって、そのときどきの状態に基づいた自分の「ありたい状態」に近づける体験が可能になるとしています。
具体的には、集中するために頭をシャキっと活性化させる、頑張った後などに思考をクールダウンさせる、オフタイムなどに心身を開放させるといったメニューを用意。20~40代の男女1,487名を対象にした同アプリの実証試験では、参加者の約7割が気持ちの切り替えを実感できたことが確認されました。体験メニューの拡張を期待する人は9割を超えています。
今後本アプリを活用し事業化を目指しています。同アプリは7月から先行して企業向けにテスト導入をはじめ、本年秋までに一般向けにもリリースする予定とされています。
今回のプロジェクトについて、小沼敏郎氏は「ポーラ化成研究所のユニークな技術と、これからの社会・世界でキーになる『ウェルビーイング』というコンセプトが出会い生まれたウェルネステック プロジェクトがme-fullnessです。研究領域・サービス領域・プロダクト領域・デジタルコンテンツ領域、それぞれでオープンイノベーションを加速させ、やさしい世界をつくっていきます」とコメントを寄せています。