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ショートドラマアプリ「BUMP」を提供するemole株式会社は、BUMPオリジナルショートドラマ「Scooper」を2025年4月9日(水)より配信中です。
本作は、たった一つの記事が時に数億円もの売上をもたらすと言われる週刊誌の世界が舞台。毎週のように報じられる、芸能人の不倫報道。何故彼らは飽きもせず不貞行為を繰り返すのか。そしてなぜ、こんなにも個人的な証拠が流出してしまうのかー・・・。芸能人の不倫報道そのものを、巧みに作り出す人「Scooper(スクーパー)」と、週刊誌の芸能部に配属された一人の新入社員のドキドキハラハラな展開に注目です。
主人公の憧れの出版社に入社したものの週刊誌の芸能部に配属されてしまう週刊文鎮の新入社員・佐藤翔太を演じた阿部顕嵐さん、スクーパーのデジタル担当兼女性工作員である汐見玲子役の石川恋さん、スクーパーの情報屋兼男性工作員・丸岡陽大役の平井亜門さん、スクーパーのリーダー・山下仁役を演じ、原案・脚本も務めている和田崇太郎さんにお話を伺いました。
――本当にニュースの裏側がこうやって仕組まれていたら…?とゾッとしてしまいますね。本作の原案・脚本を和田さんが手がけられていますがどの様な所から着想を得たのでしょうか。
和田:サッカー日本代表の伊東純也選手の報道が出た際に、記事の内容によって反応が二点三点する状況がとても嫌だなと思いました。そんな国になっていることが悔しいとすら思い、この作品を作り始めました。
石川:脚本を読んだ時に、めちゃめちゃ面白いけど、最低って思いました。不倫などはしてはいけないことだとは思いますが、スクーパーの様に捏造して、その人の生活を壊してしまう世界があったら最低すぎるなって。
平井:最近、芸能人の方がメディアで吊るし上げられることが多いですよね。怖いなと思います。僕は丸岡というキャラクターを演じるわけですが、平井亜門としての感情と切り離して考えると、すごく面白いなと感じました。現場で澤田監督がディレクションしてくれて、元々思い描いていたものよりもすごく変なキャラクターになっていて。
阿部:僕も怖いなと感じつつ、スクーパー側の立場としては、あそこまで思い通りに人が動くのは気持ち良いだろうなと思いました。
――手のひらで踊らされている様に、ニュースが作られてしまいますものね…。皆さんが普段情報収集で気をつけていることはどんなことですか?
石川:石川:「1つの方向から見ない」ということはかなり気をつけています。1つのニュースに対して多方面から情報を得たり意見を見て、自分の考えを持つようにしています。最近ネットニュースで、タイトル詐欺みたいなものが多いですよね。私自分も経験があるのですが、本当に伝えたいことは省略されてしまって、激しいタイトルをつけられて、「私の本意はこういうことじゃないのに」と思うこともあります。なので私自身は、そうやって省略された情報は「本来の意図は何なのか」をちゃんと調べようと心がけています。
阿部:僕も石川さんと似ているのですが、ニュースや様々な物事を見るときに、自分には自分のレンズがあるじゃないですか。だけど「この人側の立場だったらどうだろう」という他の人の視点を考えることも大切ですし、自分で触れた・見たものを信じるということも大事だと思っています。
平井:2人と同じ様な感じなのですが、ネットニュースで「一般の声」という感じでまとめられているものと、XなどのSNSで皆さんが直接発信している声に温度差を感じることが多くて。本当の生の声を知るために、SNSを活用することも多いです。
和田:僕も皆さんと同じ感覚なのですが、最近SNS離れをしようとしています。あと、映像を見ていて、音楽とかテロップで悲しい物語に演出しているけど、実はその中身は普通の出来事だったりすることもあって。演出で壮大に仕上げているけど、結構普通じゃない?ということってあるじゃないですか。
阿部:さすが。制作者の目線ですね。
和田:そういった演出には騙されない様にしたいなと思っています。
――ありがとうございます。本作のショートドラマならではの楽しみ方はどんな所ですか?
阿部:僕はこれまでショートドラマを観たことが無かったのですが、こういうスキャンダルな内容と相性が良いなと、脚本を読んだ時も、演じながらも感じていました。良くない表現かもしれませんが、不幸を蜜としてとらえていて、どんどん続きが観たくなると思うんですね。そんな時にショートドラマだと一気見出来るので親和性が高いなって。
石川:本当に続きがすごく気になりますし、展開がすごく多くて。玲子側と丸岡側が同時進行で動いている演出などもすごく面白いんです。
平井:僕はBUMPの作品にいくつか出させてもらっているのですが、ドラマを数分観たら一瞬現実に引き戻されて、またドラマを観て、現実に引き戻されて…ということが繰り返し起きますよね。その現実世界に戻されるタイミングで、「あれってどういうことだったんだろうな」とか、「次どんな展開が起こるんだろうな」って、観ている人自身が考える猶予があるので、そういう時間も大事にしつつ、楽しんでいただきたいです。
和田:僕はショートドラマをよく観ていて、自分でも作っていて思うのですが、マンガと楽しみ方が近いなと思っていて。ちょっとタバコ休憩する時に観る、というか。マンガは目で読みますけれど、ショートドラマの場合は音楽があって、映像も動くので、無理やりにでも没入出来ますよね。そして、どれだけ中毒になってイッキ観しても1時間ほどで終わりますから、時間を使いすぎない優しさがあるなと思います。
――最後に、本作で共演してお互いに印象的だったことを教えてください。
平井:顕嵐くんはすごく健康オタクだなと思います。僕もそういう所があるのですが、顕嵐くんには構わない。
阿部:いえいえ、お互い高め合っていたよね。
石川:確かに2人の健康意識すごかったです。あと撮影の合間にちょっと空き時間があればジムに行っていましたよね。
平井:僕はここまでストイックにはなれないな、すごいなって思っていました。顕嵐くんが現場に差し入れを持ってきてくれるのですが、添加物が入っていない体に優しいものだったり、今も飲んでいますけれど、マイドリンクを持ち歩いていて素敵だなって。
――ドラマは激しい内容ですけれども、それを支えていたのは健康への素晴らしい意識だったのですね!今日は貴重なお話をありがとうございました。
■『Scooper』のあらすじ
週刊文鎮の新入社員・佐藤翔太(阿部顕嵐)は、憧れの文芸部で小説編集者になるはずが週刊誌の芸能部に配属されてしまう。「異動したけりゃ、すっぱ抜け」と上司に言われ、『Scooper』という謎の組織がいる場所へ向かう。そこには、大人気グルメ俳優・川瀬が美女とバーカウンターでいい雰囲気で飲んでいる姿が…『Scooper』のリーダー・山下仁(和田崇太郎)によると、このあと川瀬は番組所有の車を使い『マイクロバス不倫』をする、と。さらにはそのスクープは、4億になる見込みだとー。そんなマイクロバス不倫を仕掛けた美女の正体も、『Scooper』の工作員・汐見玲子(石川恋)で…。
たった一つのスクープで、全ての地位が奪われるこの時代。そんなスクープの裏には何があるのか?そして、「週刊誌なんてくだらない」と言い切っていた佐藤の心境を変えるものとはー!?
『Scooper』
配信開始日時
2025年4月9日(土)19:00〜
配信先:
ショートドラマアプリ「BUMP」
▶作品詳細ページ:https://emolebump.go.link/1B35O
出演:
阿部顕嵐(佐藤翔太 役)、石川 恋(汐見玲子 役)、平井亜門(丸岡陽大 役)/和田崇太郎(山下仁 役) 他
制作スタッフ
監督: 澤田育子
脚本: 和田崇太郎、竹内遼
エグゼクティブプロデューサー:澤村直道(emole)、平体雄二(スタジオブルー)、和田崇太郎
プロデューサー:和田圭介・伊集院文嗣(スタジオブルー)
製作プロダクション: スタジオブルー
製作:emole スタジオブルー