スティーブン・スピルバーグ製作総指揮×『ジュラシック・ワールド』製作陣が贈るアクション・アドベンチャー超大作『ツイスターズ』が全国上映中! 

日本語吹替版キャストを務めた小芝風花さんと津田健次郎さんの撮り下ろしインタビューをお届けします。

世界規模の異常気象が起こる中、アメリカ・オクラホマ州に富士山より高く、新幹線よりも速い竜巻モンスター<ツイスターズ>が群れをなして襲来。竜巻にトラウマを抱えた気象学の天才ケイト、命知らずの竜巻チェイサー タイラーら知識も性格もバラバラな寄せ集めチームが前代未聞の“竜巻破壊計画”を企てて立ち向かっていく!

『ジュラシック・ワールド』の製作陣が、新たに創りあげた竜巻モンスター<ツイスターズ>は、実際の観測データに基づき製作され、リアルかつド迫力な圧倒的パワーで観客に襲い掛かる!<竜巻モンスター vs 人類>のアクション・アドベンチャー超大作です。


・映画『ツイスターズ』 日本語吹替版予告 2024年8月1日(木)公開
https://youtu.be/QPNVdRS-c_A?si=jF9ZTPqX7VFBu8oX

日本語吹替版では、小芝風花さんがデイジー・エドガー=ジョーンズ演じる主人公・気象学の天才「ケイト」を、津田健次郎さんがグレン・パウエル演じるお調子者だけど頼れる「タイラー」の吹替を担当。

お二人に映画館&吹替版で観たくなる本作の魅力をお伺いしました!

※一部内容ネタバレあり。

「この映画を映画館で観ないで何で観るの?」4DXは映画の中に入った感覚!

――小芝さんは海外映画2度目の吹替ということですが、今回体験してみてどうでしたか?

小芝:自分が演じているわけじゃないので、自分だったらこうするという演技ではなく、すでに演じられているお芝居を再現するのが難しくて。事前に映像をいただいて台本と合わせてチェックしたときは、英語で字幕もなかったからついて行けているかもわからなくて。私が声を入れさせていただいた段階では津田さんの声だけ入っていたので、津田さんの声が道しるべになっていました。

この作品は巨大竜巻が来て叫んだり、掛け合いがめちゃくちゃ速くて。台本が分厚いのに一瞬でページが通り過ぎて急に自分の出番が来たりして、その前に津田さんの声があると、「あ、今ここなんだ」と目印にしながらやっていました。

津田:本当に速かったですね。いろんな人が同時に喋っているシーンが圧倒的に多かったので、そもそも自分がどの声なのかをチェック段階で聞き取るのが難しかったりしました。あともう本当に小芝さんがおっしゃったように、とにかく速いんですよね。 あっという間にページが「もうこんなところに来てる!」みたいな。

でも小芝さんのお芝居も出来上がったものを拝見させていただきましたが、何の違和感もなく素晴らしかったです。小手先でやってらっしゃらない感じの印象があって、気持ちでしっかり演じられているエネルギーが伝わってきました。


・大ヒット上映中!映画『ツイスターズ』本編映像(“竜巻破壊計画”本格始動編)
https://youtu.be/OGDYQTqvBb0?si=sMqRP1PU-yKoFSxV

――お二人から見たケイトとタイラーの魅力を教えてください。

小芝:すごく素敵だなと思ったのが、もちろんケイトは巨大竜巻に向かっていくヒーローですが、恐怖だったトラウマも持っている。だから勇ましくカッコよくもあるんですけど、目にはその巨大なモンスターを前にした恐怖がきちんと宿っているところがすごく引き込まれるなと、素敵だなと思って見ていました。

――ケイトは、あれだけの壮絶な体験をした過去があるわけですが、それでももう一度巨大竜巻と向き合うのは、すごい勇気ですよね。

小芝:でも多分それはタイラーと出会って、その向き合い方だったり、気持ちを動かされたんだと思います。
もちろん基本的に、竜巻を科学的に消せるんだと証明したいというのはあるんですけど、タイラーも怖いものを乗りこなしていくんだという話とか、みんなを守るためだったり、人助けというか、こうしたいという意思がきちんとある人だったから。普段タンブラーやTシャツとか売って金儲けをしているように見えていた人が、実は本当は被害にあった人たちにご飯を配ったりするためのお金だったとわかった時に、そういうところからも力をもらっていたんだろうなと思います。

――お調子者の竜巻チェイサーであるタイラーは、ケイトたちにあまり良い印象を持たれない登場シーンから始まりますよね。

津田:そうですね、グレン・パウエルさんが本当に嫌な感じが上手なんですよね(笑)。『トップガン マーヴェリック』のときとかも、最初「もう嫌な奴だな~」と思うところから、最後にガラッと変わるギャップを作るのが本当に上手で。今回のタイラーも最初すごく嫌な奴ですよね(笑)。ただ、そこから話が進んでいってケイトとの関係が近くなっていくに従ってその本質が見えてくるというのは、とっても素敵でした。

あと、ケイトもタイラーも竜巻のことを恐怖の対象として当然ものすごく理解しているんですけど、 でも小さい頃から実はすごく惹かれてるという、どこか美しいものとして捉えてるというのも面白いなと思いましたね。ただ単に竜巻モンスターと戦うだけじゃない側面と言いますか、竜巻好きなんだ!って。ケイトは一生懸命、竜巻の写真を撮っていましたし、本当に好きなんだなと伝わってきて、面白い観点がしっかり入っていて映画の奥深さがあって良かったです。

――吹替版はお二人の声が入って、キャラクターがまた一層魅力的になっていると思いますが、お互いから見てどんなところが、より魅力的になっていると感じましたか?

小芝:タイラーは最初、無鉄砲というか怖いもの知らずな感じだけど、好きな人に対しては結構一生懸命なところがあって。タイラーが落ち込んでいるケイトを気遣ってピザを持っていくんですけど、ケイトはピザだけ受け取ってドアを閉めてしまうんです。でも、しばらくしてドアを開けたら、タイラーがまだそこにいて。あれはワンちゃんっぽいというか。好きな人には弱いんだな、というところが私は好きでした、可愛いと思って(笑)。
津田さんの声とのギャップが! すごく男らしくて、女の人に対しても余裕もあるのに、実はすごくピュアなんだな、みたいな。より津田さんの声がセクシーな感じだからこそ、そのギャップがめちゃめちゃ可愛く思えて素敵でした。

――津田さんから見て小芝さんのケイトの魅力は?

津田:もちろんケイト役のデイジー・エドガー=ジョーンズさんご本人もそうなんですけど、小芝さんの繊細な表現と勢いのある表現が、しっかりと入ってくる。吹替で観ると、その女優さんとシンクロして、小芝さんの持つフレッシュさや繊細さみたいなもので、ケイトの持っている感情が更に伝わりやすくなる感じがしました。

――吹替版でもぜひ楽しんでほしいですね!

津田:そうですね、ぜひぜひ!

――また、本作は音楽がとても素敵だなと! 特に恐怖心を煽るような映画ではなくて、立ち向かっていく勇敢さが描かれており、それが音楽によって更にエンタメ作品として演出されていて元気になる映画だと感じました。作品としての魅力はどんなところでしょう?

小芝:私も音楽が好きでしたね。タイラーたちが竜巻に向かっていくときの音楽がワクワクする!
4DXでも体験させていただいたんですけど、それがよりすごくて。迫力というか、アトラクション感が更に加わるので、音楽もそうですし、映像とかいろんな要素が強い作品なので、普通に観ていても大迫力なんですけど、4DXになると全身で体感している感じというか、本当に自分が目の前で竜巻と対峙しているんじゃないかという、映画の中に入った感覚があったので楽しかったです。

津田:竜巻でワー!ガシャーン!みたいな、もちろんそういう場面もあって、それはアトラクションとしての、もしくはエンターテイメントとしての楽しさみたいなのが存分に入っていますけど、ドラマとしてもしっかりとした作品になっていて。風刺も効いていて非常に現代的なところもしっかり入って、多面的ですごく面白いなと思います。
あとはやっぱり、この映画を映画館で観ないで何で観るの?というくらい、本当にもう映画館向きの作品。大スクリーン、大音響で観るに値する。しかも4DXだってまた更に! もう超4DX向きです! バンバン吹き飛ばされていくので、更に楽しめるんじゃないですかね。あと夏に涼しくなる感じです。

――では、洋画の吹替ならではの面白さや、やりがいを感じられることありますか。

津田:さっき最初の方で小芝さんがおっしゃっていたように、自分の芝居じゃない組み立てとかあるわけですよね。そこに対する違和感などは当然あって、自分だったらこうするかもな、みたいな部分も当然あるんですけど、でもその相手の組み立てとか表現に寄り添っていく。それがパキッとハマる瞬間というのがあったりする。そうすると面白いんです。

人の芝居に寄り添っていくことは吹替以外ほぼないので、そういう面白さはありますよね。人のお芝居の組み立てを身をもって体感していくみたいな。もしくは、その自分の感覚とその役者さんの感覚の違いをどう乗り越えていくかみたいな。もちろん合わせるだけだとつまらないので、そこに自分の感覚をどうやって持ち込んでいくかみたいなことも、本当に独特で面白いなと思いますね。

小芝:勉強になりますね。たぶん、日本人のお芝居の間などと海外の方は違うので。今回の作品では息がとても多くて、「チッ」みたいな音を出したりとか。そういう感覚は日本人で普通に会話をしていてもないじゃないですか、「ンー」とか(口をパッと開いて)「ンマッ」みたいな。

津田:確かに。

小芝:日本で自分が役をいただいても、そういうお芝居はすることがないから、海外の吹替ならではなのかなと思って、難しいけど楽しかったです。

――お芝居のインプットにもなりますよね。

小芝:自分の中にない、そのお芝居の間だったり、海外の人のナチュラルな感じというのは、普段なかなか体感できないので、いつか使える日が来るかもしれないなと思います。

――ありがとうございました!

[撮影:冨田 望]

作品情報

映画『ツイスターズ』
大ヒット公開中
2D / IMAX(R)/ 4D / Dolby Cinema(R)/ ScreenX (一部劇場を除く)

【ストーリー】 気象学の天才ケイトはニューヨークで自然災害を予測し被害を防ぐ仕事に熱中していた。そんな中、故郷オクラホマで史上最大級の巨大竜巻が群れをなして異常発生していることを知る。竜巻にトラウマを抱えたケイトだったが、学生時代の友人ハビからの懸命の依頼で、夏休みの一週間の約束で竜巻を倒すために故郷へ戻ること
に。そこで出会った知識も性格も正反対の竜巻チェイサーのタイラーら新たな仲間と、無謀ともいえる“竜巻破壊計画”に立ち向かっていく―

【スタッフ】
監督:リー・アイザック・チョン(『ミナリ』) 製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、トーマス・ヘイスリップ、アシュリー・ジェイ・サンドバーグ
脚本:マーク・L・スミス(『レヴェナント:蘇えりし者』)撮影監督:ダン・ミンデル(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』)
製作:フランク・マーシャル(「ジュラシック・ワールド」シリーズ、「インディ・ジョーンズ」シリーズ)、パトリック・クローリー(「ボーン・アイデンティティー」シリーズ)
【キャスト】
デイジー・エドガー=ジョーンズ(『ザリガニが鳴くところ』)、グレン・パウエル(『トップガン マーヴェリック』)、アンソニー・ラモス(『トランスフォーマー/ビースト覚醒』)、
ブランドン・ペレア(『NOPE/ノープ』)、キーナン・シプカ(『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』)、デイビッド・コレンスウェット(『スーパーマン(原題)/Superman』)
■公式サイト: twisters-movie.jp #映画ツイスターズ

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 今映画館で観るべき超4DX向き映画!小芝風花&津田健次郎が魅力を語る!竜巻アクション超大作『ツイスターズ』撮り下ろしインタビュー