「ピュレグミ」や「カンロ飴」など数多くの人気商品を手掛けるカンロ株式会社の2023年中間決算説明会が、7月27日に実施された。

昨今の菓子市場を牽引しているグミ市場の成長は継続しており、健康需要の高まりからのど飴市場も高止まりをしていることからカンロは2期連続で上半期過去最高益を達成。ハード系のグミも伸びを見せている中、「カンデミーナ」も好調だが、グミ市場全体は拡大して競争が激化しているという動向がカンロ取締役常務執行役員 CFOの阿部一博氏より語られた。

続いて、カンロ代表取締役社長の村田哲也氏が登壇。国内市場の長期トレンドと課題について、国内のキャンディ市場は消費者のパイの奪い合いとなっており、インバウンドの増加やキャンディの輸出増などが大事になってくるという。Z世代へのリーチも広げつつ、工場の生産体制も強化することで、ニーズの拡大と需要に応えられるようにしていく旨も語られた。

また、2024年の春には原宿神宮前交差点で開業予定の東急プラザ原宿「ハラカド」内の1階に、「ヒトツブカンロ」の常設新店舗もオープン予定。人気の「グミッツェル」も1個から購入できるほか、自分だけのギフトをカスタマイズして購入することができるという。

これからの市場動向やトレンドに加えて、2023年中間決算説明会ではフューチャーデザイン事業の廃棄包材のアップサイクルについても発表がなされた。

紙や印刷、素材の価値観を変えるような新しい表現を追求するデザインファーム、株式会社ペーパーパレードと共創をする事業では、製造上の都合で廃棄されてしまう年間約73tにも及ぶ「ピュレグミ」や「カンロ飴」などの包材を、ペンケースやサコッシュ、バッグといった新しいグッズへと生まれ変わらせる。

ペンケースは「カンロ飴」で4袋分、「ピュレグミ」で6袋分を使用。バッグには「カンロ飴」25袋分、「ピュレグミ」が50袋分使用されている。パッケージのデザインを活かしたカラフルな外見が目を引くが、実際に手に取ってみると強度や手触りもよく、実用性も高そうだ。

廃棄包材のアップサイクルによるグッズは、8月28日から「CAMPFIRE」にてクラウドファンディングによる資金調達を実施。プロジェクトを支援することで、リターン品として入手することができる。日々の暮らしの中で、何気ないひと時を彩ってくれるグミやキャンディが、また違った形でサステナブルに日々を明るく演出してくれるだろう。

8月28日のプロジェクトスタートに先駆けて、「CAMPFIRE」のページが公開されており、詳細も記載されている。グッズが気になった人は、ぜひチェックしてみてほしい。

「世界でひとつだけの、パッケージアップサイクル」プロジェクトページ:
https://camp-fire.jp/projects/690215/preview?token=13cq1tls&utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_preview[リンク]

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 ピュレグミやカンロ飴のパッケージがバッグに!? クラファンでアップサイクルグッズが登場!