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突如現れた彗星による世界崩壊までの48時間を、徹底したリアリティと、最新VFX映像で描き、全世界28カ国で初登場No.1を記録したリアルディザスターアクション『グリーンランド―地球最後の2日間―』が、6月4日(金)より全国公開となります。
これまでにも地球に隕石が落ちるという設定で世界滅亡を描いた映画はいくつもあったが、一般人から見てもツッコミどころの多いトンデモ隕石も多かった。今回は、過去作と隕石の大きさを比較し、いちばんリアルなのはどれかを検証!
◆「アルマゲドン」(1998 年公開)
地球に衝突するはずだった小惑星はなんと、米国テキサス州と同じぐらい大きさで、直径約1,000kmだった。しかも衝突予定の18日前に発見されるという展開で、「そんなバカな!」と主演のブルース・ウィリスもツッコんだに違いない。ちなみにストーリーは、腕利きの石油採掘人が小惑星に着陸して核爆弾を設置。この爆発により小惑星は2つに割れ、地球を逸れて皆救われるというものだが、英レスター大の物理学者らの 2012年の発表によると「現在の技術では、このような手段で、小惑星から地球を守ることはできない」らしい。
◆「ディープ・インパクト」(1998 年公開)
こちらはニューヨーク市サイズの直径11km。衝突予定の1年以上前には発見される。宇宙飛行士チームがその隕石を爆発させても2つに分裂するだけで、小さいほうの直径2kmの小彗星が大西洋上に落ちてくる。日本スペースガード協会によれば、その衝突時の描写は大津波含め、映画の通りだが、その後の影響がまったく考慮されていないという。これだけで、実際は人類文明の壊滅になるそうだ。
◆アニメ「君の名は。」
隕石の大きさが直径40m、衝突でできたクレーターは直径1km。実写作品ではないのに意外とリアルなものになっている。
◆「グリーンランド―地球最後の2日間―」(2021年6月4日公開)
今回は、隕石落下を回避してくれるヒーローは現れない。NASAの研究チームによれば、今回のクラーク彗星のような恒星間天体の主成分は水の氷や一酸化炭素の氷などであると考えられており、熱の影響を受けやすく、大気圏では 分裂を始める可能性が高い。このような分裂の様子は、ハイウェイに降り注ぐ隕石群としても描写されている。また48時間後に世界を滅亡させる直径14.5kmの本体の衝突は、まさに映画でいう 6600万年前の恐竜絶滅の再来という被害状況になるという。現実味のある隕石の大きさと、その衝撃の描写は、やはり過去作にない徹底したリアリティを追及したものといえるだろう。
【ストーリー】突如現れた彗星の破片が隕石となり地球に衝突。平和な日常は一瞬で吹き飛んだ。各国の大都市が破壊され、更なる巨大隕石による世界崩壊まで残り48時間に迫る中、政府に選ばれた人々の避難が始まり、建築技師の能力を見込まれたジョン・ギャリティ(ジェラルド・バトラー)と、その妻、アリソン(モリーナ・バッカリン)と息子のネイサン(ロジャー・デイル・フロイド)も避難所を目指して輸送機に駆けつけた。しかし、離陸直前にネイサンの持病により受け入れを拒否され、家族は離れ離れになってしまう。ジョンが必死で妻子を探す中、誘拐されて医療処置を必要としているネイサンの救出に走るアリソン。人々がパニックに陥って無 法地帯と化していく状況と闘いながら、生き残る道を探すギャリティ一家は、やがて人間の善と悪を目の当たりにする・・・
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