三井住友カードは、決済プラットフォーム「stera」とオールインワン端末「stera terminal」を活用した新サービス「stera pack」を4月からスタート。中小事業者向けに、クレジットカードの決済手数料を最低2.7%に引き下げると発表した。

stera packは、クレジット、電子マネー、QRコード決済などのキャッシュレス決済に対応できるstera terminalを、端末1台につき月額3000円(税抜き)で利用できるサービス。契約期間中は端末の修理・交換も無料で対応する(加盟店過失がない場合)。端末販売型ではなく、サブスクリプション型を採用することで、中小事業者向けキャッシュレス決済のさらなる普及推進を図る狙いだ。

さらに、従来の中小事業者向けの決済手数料率上限が3.25%のところ、stera packでは、VisaとMastercardの手数料率を2.7%~2.9%に優遇。1年目は一律2.8%、2年目以降は前年のVisa・Mastercardの取扱高に応じて2.7%~2.9%としている。なお、銀聯・電子マネー・コード決済の手数料率は3.25%。

また、「会員証発行」「クーポン配布」「顧客管理」など、集客・販促機能を備えたアプリ「おみせポケット」を標準搭載するほか、店舗業務の効率をアップさせるオプション機能などの付帯サービスも随時拡充するとしている。

入金サイクルは、月2回、月4回、月6回から選択が可能。最低利用期間は3年で、3年未満の解約時には利用期間に応じて最大8万円の違約金が発生する。

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 三井住友カード、決済手数料を最低2.7%に引き下げるサブスクサービス開始 中小のキャッシュレス化を推進へ