食事中にもっともやってはいけない、ある行為がTwitter上で話題になっている。


この話題を提起したのは、最新刊『爪のようなもの・最後のフェリー その他の短篇』を発売中の漫画家、森泉岳土(@moriizumii)さん。森泉さんの奥さまはテーブルマナーの先生をしているそうだが、食事中にもっともやってはいけないことは「それマナー違反ですよって指摘すること」だと教えているという。


https://twitter.com/moriizumii/status/1311512899802677248




僕の妻はテーブルマナーの先生もしているんだけど、食事中いちばんやってはいけないことは「それマナー違反ですよって指摘すること」だと教えています。


食事……特に会食は人と人が楽しく時間を過ごすために設けるもの。たしかにそんな席でマナーを指摘されることほどその人にとって不愉快なことはない。


森泉さんの奥さまは故・大林宣彦監督のご長女で、映画、食などの文化に造詣の深い大林千茱萸さん。千茱萸さんが生徒に伝えているというこの教えは、近年SNSを騒がす安易な「珍マナー」とは正反対の、物事の本質をついた真のマナーだと言えるだろう。森泉さんのツイートに対し、Twitter上では大きな反響が起こっている。


「確かに食事中に指摘をされた人は、その後の食事が楽しく感じられないかもしれませんね。優しい世界」

  

「確かにそうですね。

昔、エリザベス女王と会食した、某国の要人が、フィンガーボールの使い方が分らず、中の水を飲み干したとか。

それを見た女王は同じ事をなさったそうです。

会食は楽しい雰囲気で美味しく頂くのが1番。」

  

「そもそも、マナー『違反』ってのがオカシイと私は思っております。

ルールにはしっかりと『違反』行為があるけれども…」

  

「いわゆる『失礼クリエイター』とは真逆の素敵な方」

  

「アントン・チェーホフの『マナーというものは、ソースをテーブルクロスにこぼさないことではなく、誰か別の人がこぼしたとしても気にもとめない、というところにある』っての思い出しました」


ややもすると形骸化してしまうマナーやルールだが、本来それらは人間の心と生活を豊かにするために生まれたもの。森泉さんのツイートは、多くの人にとって、マナーについてあらためて考える良いきっかけになったようだ。


https://twitter.com/moriizumii/status/1300050254738280448




https://twitter.com/moriizumii/status/1311844139978244096




(執筆者: 中将タカノリ)


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 「食事中いちばんやってはいけないことは……」 マナー講師を妻にもつ森泉岳土さんのツイートに共感の声