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改正健康増進法が2020年4月1日より全面施行となり、飲食店などの禁煙が進み、喫茶室ルノアールや上島珈琲店のように喫煙スペースを加熱式たばこのみ可能とする店舗も増えています。
現行の加熱式では好みの味がないという人にとっては、たばこ葉を200℃程度に加熱してニコチンを気化させて吸引するヴェポライザーが代替品になり得ます。中でも、累計10万台の大ヒットとなった『WEECKE C-VAPOR3.0』の後継機種『WEECKE C-VAPOR4.0』は、バッテリー容量が3000mAhと増大させて最大7分間吸えるというのが特徴となっています。
サイズが100mm×26mm×53mmと手のひらサイズ。ブリティッシュアメリカンタバコ(BAT)の『glo』よりやや大きい程度でしょうか。また、充電時間も5V2A急速充電対応で『C-VAPOR3.0』より短縮されています。
『IQOS』『glo』などと異なるのは、たばこ葉そのものを加熱して使うので、銘柄を自由に選べること。コスト面で言えば、1袋700円程度の市販の手巻きたばこ用葉(シャグ)を用意するとトータルではリーズナブルです。
使い方はシンプル。常温の状態でマウスピースを引き出し、たばこ葉を適量入れます。
電源ボタンを2秒以内に5回押すと、自動的に加熱が始まります。本体上部のディスプレイに温度が表示されるのがクールです。設定温度に達するとバイブレーションで喫煙ができるようになったことを知らせてくれます。
加熱温度は160℃から240℃まで10℃単位で設定できます。また、使用中に温度を変えることも可能です。
筆者は今回『アメリカン・スピリット』のシャグで吸ってみましたが、確かに『アメスピ』の味(当たり前ですが)! 『IQOS』と同様に燻された葉本来の風味で、紙巻きたばこと比べてフレッシュな印象です。
本体下部のツマミを回すことで、エアフローの調整ができます。目盛と円形の穴を合わせるともっとも軽くなり、左右に回すことでエアーが濃くなります。目盛から約200°程度のところに引っかかりがあり、エアーが最大なので目安にしましょう。
上部ディスプレイには、秒単位で残り時間が表示されます。喫煙時間は4分ですが、終了10秒前に各種ボタンをクリックすると、喫煙時間を3分延長可能です。また、電源ボタンを5回押すことでいつでもOFFにできます。
喫煙を終えた時には、しばらく本体を置いて内部が冷めた状態になってから、マウスピースを外して付属のピッキングツールでたばこ葉を取り出します。硬いものに叩いて出すのは、本体を傷つける原因になるのでおすすめしません。
クリーニングは、付属のブラシを使用。チャンバー内に付着しているたばこ葉の残りを取り除きます。無水エタノールを染み込ませた綿棒で汚れている箇所を軽くこするのも効果的とのこと。裏側のエアーパスも、専用ブラシが用意されており、差し込み上下させてクリーニングします。いずれにしても、本来の味を楽しむためにはこまめな掃除が大事といえそうです。
また、チャグではなく紙巻きたばこをバラして葉を取り出して使うこともできます。筆者は『ハイライト』を使ってみましたが、1本で約5回分吸うことができました。
手軽な大きさになったことで、持ち運びも楽になった『C-VAPOR4.0』。今後、喫煙に対して厳しくなる中、現行の加熱式たばこの味で気に入ったものが見つからず、好きな銘柄を継続して吸いたいという人は、導入を検討をしてみるのも手なのではないでしょうか。
『C-VAPOR4.0』スペック
税込希望小売価格:9800円
サイズ:100mm×26mm×53mm
入力:5V2A(急速充電対応)
バッテリー容量:3000mAh
方式:コンダクション
喫煙時間:4分※7分まで延長可能
温度設定:160〜240℃まで9段階調節
カラー:ジェットブラック/ナイトネイビー
付属品:
日本語説明書、スペーサー(1個)日本語説明書、メッシュ、セラミックフィルター、パッキングツール、エアパス用クリーニングブラシ、チャンバークリーニングブラシ、シリコンマウスピース