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死霊館ユニバース最新作『アナベル 死霊博物館』が9/20より公開。池袋グランドシネマサンシャインでは、4DX with ScreenXでの上映が実施されています。
4DX with ScreenXはその名の通り4DXとScreenXを一緒に体験できるもの。4DXは、映画のシーンに合わせた座席の動き、水やフラッシュ・香りなどのスペシャルエフェクトが楽しめる体感型アトラクションシアター。ScreenXは左右にも映像が出る3面スクリーンで映画の世界に没入できる上映システムです。
4DX with ScreenXでの上映は一劇場のみですが、4D上映、ScreenX上映はその他の一部劇場でも楽しむことができます。 対応劇場は公式サイトでお確かめを。
筆者、4Dは何度か体験していますがScreenXは初体験。結論から言いますと、怖くて、楽しくて、テンションがブチ上がりました。
そもそもホラー映画+4Dの上映は、じっとりと怖さを堪能するタイプの作品には合わないでしょうが、本作はどちらかというとホラーアトラクションのような“ゴキゲン”寄りのホラー映画です。
死霊博物館に保管されていた呪い人形アナベルの封印がとかれてしまい、博物館の品々に取り憑いていた悪霊たちを引き連れ、留守番をしていた少女たちをあの手この手で恐怖のどん底に叩き込むというストーリー。観客の我々は、少女たちの恐怖を最先端の上映システムで臨場感いっぱいに体験できるというわけです。
劇中で何が起こるのかは観てのお楽しみですが、死霊館シリーズによく登場する激しいポルターガイストを全身で体感できたことはお知らせしておきます。怖いのはもちろんなんですが、「いま、死霊館の世界にいる!!」という興奮も凄まじかった。お持ちでしたら十字架を握りしめていると更に気分が出るかもしれません。
4D酔いが心配な初心者の方にも本作はオススメだと思います。アクション映画ではありませんから全編にわたって激しく動き続けるというようなことはありません。動く時は“ドーン!”と動くけどそうでないときはあまり無駄に動かさない、抑揚がきっちりしていたのが好印象でした。
動きが激しくて映像が見にくいということもありませんから、初見でいきなり4Dで観ても問題なさそうです。「せっかくの4Dだからめちゃくちゃ動かしてほしい!!」という方はやはりアクション映画のほうがオススメでしょう。
また、水が登場するシーンもほとんどないため、水がかかるエフェクトもありません。……とあるシーンを除いて(これは観てのお楽しみ)。寒くなるほど水がかかることはないので4D用に厚着はしなくてもよいでしょう。
3面スクリーンで映画の世界に没入させてくれるScreenXは、映画全編ではなく、要所要所で左右に映像が映し出されるようになっていました。横にも映像が出ているとついついそちらを観たくなってしまいますが、横の映像は引き伸ばされており、正面を向いて視界の端に少々映り込むくらいがちょうど良いつくりになっています。
本作でのScreenXは、ウォーレン家の死霊博物館にそのまま入っていく感覚が味わえるのが非常に楽しい。また、厳重なケースに保管されるアナベルの視点を捉えたシーンでは、アナベルと一緒にケースに収納される気分が味わえます。これ、なかなかゾッとしました。
3面スクリーンが少々マッチしていないシーンもありましたが、ノイズになるほどではありませんでした。
本作、『アナベル』シリーズには珍しく、ウォーレン夫妻もしっかり登場しています。かなり地味ではありますが、個人的に嬉しくなってしまったのは、夫妻が車に乗っているシーンです。エドが運転し、ロレインが助手席に座っている。そのシーンを4DX with ScreenXで観ることによって、その車に同乗している気分がかなりリアルに味わえます。「地味すぎるだろ」とお思いでしょうがこれは『死霊館』のウォーレン夫妻のファンとしてはものすごく高揚感がありました。「このままドライブ行こうぜ!」と叫びたい気分です。夫妻のファンの方はぜひ体験してください。
本作、シリーズ作を観ていなくても楽しめるようになっていますので、未見のお友達を誘ってみるのもアリでしょう。観終わったあと、ごはんでも食べながら「楽しかったね!」「あそこが怖かった!」と盛り上がるのにぴったりな4DX with ScreenX上映でした。あ、ひとりで観てもめちゃくちゃ楽しいのでご心配なく。
『アナベル 死霊博物館』
9月20日(金)全国ロードショー IMAX、4D
http://wwws.warnerbros.co.jp/annabelle-museumjp/
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