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回転寿司チェーンを訪れた際、みなさんは「サラダ軍艦」を注文するでしょうか? ぶちゃけ筆者は大人になってから食べた記憶がないのですが、長野県民に言わせればナンセンスなのかもしれません。
かっぱ寿司によると、県別で見た長野県の「サラダ軍艦」月間消費量は約21万6000皿で、2位・埼玉県の約6万3000皿をトリプルスコア以上で上回るぶっちぎりの「サラダ軍艦」愛を誇っているとのこと。
実は長野県発祥のかっぱ寿司。もともと「サラダ軍艦」はまかないとして食べられていたそうなのですが、メニュー化後はその人気ぶりから「サラダ軍艦」だけの持ち帰りメニューが置かれるほどに。長野県内ではホームパーティやちょっとしたお祝いの日に「サラダ軍艦」だけを大量に購入して持ち帰る人が珍しくないのだとか。
長野県出身の編集部スタッフに聞いてみたところ、「母はサラダ軍艦だけ詰めて持ち帰ってましたよ。店舗いってもサラダばかり食べて、とにかくサラダで。友達もサラダ狂が多い!」との証言が。県内でも地域差はあるかもしれませんが、なぜ「サラダ軍艦」が長野県民のソウルフードとして定着したのでしょうか?
カッパ・クリエイトの広報担当者に聞いてみたところ、「実のところその理由ははっきりと分かっていません。県民の方に聞いても、特に理由はなく、それが当たり前だから、という反応をいただいています」とのこと。マジで謎だ。
かっぱ寿司の「サラダ軍艦」は、魚のすり身とイカをマヨネーズであえて軍艦巻きにしたもの。もちろんそのままでも美味しいのですが、さらに激ウマ化する方法を広報さんが教えてくれました。
卓上に置かれている小袋の生わさびを手に取ると、おもむろに「サラダ軍艦」にたっぷりとのせ始める担当者。え、何かの罰ゲームですか?
さらに、煮穴子などに使われる特製の甘たれを適量かけます。
辛くしてから甘くするという謎行為に半信半疑になりながらも、一口食べてみるとあら不思議。鼻にツンとくる刺激は抑えられ、わさび和えのようなオトナ風味のおつまみメニューに早変わり。よくよく考えると、マヨネーズとわさびの相性は良いし、穴子だって甘たれとわさびで食べたりしますもんね。
わさびが苦手な人は、ガリと甘たれの組み合わせもオススメです。酸味とシャキシャキ食感が加わりマリネサラダ風に。
「サラダ軍艦」を食べ慣れた人も、普段あまり手に取らない人も、ぜひ一度お試しあれ!