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「リミッターを外せ!」を合言葉に、クリエイターの感性と才能を爆発させるジャンル映画プロジェクト『ハイテンション・ムービー・プロジェクト』が始動。
あえてタブーとされる題材をテーマとし、エッジの立ったジャンル映画を続々と開発していく。
中田秀夫監督による第一弾『殺人鬼を飼う女』、安里麻里監督による第二弾『アンダー・ユア・ベッド』の情報が解禁となった。
大石圭による同名小説を原作とした『殺人鬼を飼う女』は、幼少期の性的虐待によって4つの人格を持つようになった女性の物語。保たれていたバランスが恋をきっかけに狂い始め、彼女の周囲で不可解な死が相次ぐようになる。
中田秀夫監督は本作について、「エロス(恋愛)+サスペンスという、私が追求し続けたいジャンルの組み合わせで、原作の世界観を守りつつ、どのように鋭角的な映画にできるかが私にとってのチャレンジでした」と意気込みを語っている。
主人公のキョウコを演じるのは中田秀夫監督作品において『ホワイトリリー』に次ぐタッグとなる飛鳥凛。
また、別人格はそれぞれ別の俳優が演じるというスタイルをとっており、自由奔放なビッチの人格・ゆかりを松山愛里、主人格のキョウコを愛するレズビアンの人格・直美を大島正華、虐待された小学生のままの人格・ハルを中谷仁美が演じる。
『リング』で一世を風靡した中田秀夫監督は、2018年11月に『スマホを落としただけなのに』が公開され、今年5月には『リング』シリーズ最新作『貞子』の公開を控えている。中田監督のファンはその多作ぶりに嬉しい悲鳴を上げることになりそうだ。
(C)2019「殺人鬼を飼う女」製作委員会
『殺人鬼を飼う女』と同じく大石圭の同名小説を原作とした『アンダー・ユア・ベッド』は、人生において家族を含むすべて人から存在を無視されてきた男が、愛する女性を覗き見しつづけ、悲惨な環境にある女性を救おうとする狂気の愛を描く。
『劇場版 零~ゼロ~』や『呪怨 黒い少女』『バイロケーション』といった数々のホラー作を手掛けてきた安里麻里監督が、自らのリミッターを外して狂気に堕ちた主人公のドラマを描き切る。こちらも第一弾と合わせて楽しみに待ちたいところ。詳細は続報を待たれよ!
『殺人鬼を飼う女』4月12日(金)
『アンダー・ユア・ベッド』2019年夏
新宿テアトル/池袋シネマ・ロサ ほか全国ロードショー