映画史上最小にして最強のヒーローコンビが贈る、ユーモアあふれるバディ・アクションムービー『アントマン&ワスプ』が大ヒット公開中です。


本作で、新たな物語の重要キャラクターとして登場するのが、ビル・フォスターという人物だ。彼は天才科学者のピム博士、そして彼の妻ジャネットのかつての研究仲間として登場するのだが、ピム博士との間には”ある確執”があり、犬猿の仲の様な関係。そんなビルを演じるのは、名優ローレンス・フィッシュバーン。『マトリックス』(1999年-2003年)、『M:i:Ⅲ』(2006年)など、いままでに数々の大作映画に出演し、主役よりも目立つほどのたしかな演技力と存在感で、その名を知らしめてきました。


実は彼がマーベル作品へ出演するのは、本作が初めて。一方で、超人的な力を持つ少年がやがて地球を守るヒーローとして戦う様を描いたDC作品の『マン・オブ・スティール』(2013)には出演経験があり、主役のクラーク・ケントが働く新聞社の上司、ペリー・ホワイトを演じています。マーベル作品とDC作品の両方に出演している俳優はめずらしく、そのことについて聞かれると、


「たしかに両方の作品にでている人は少ないね。でも実際、マーベルとDCと何が違うかはまだあまりよく分からないんだ。『マン・オブ・スティール』からも随分時間が経ってるしね。一つ言えることは、僕は子供の頃からコミックが大好きで、DCもマーベルも読んでいた。ニューヨークで育ったから、だいたいはマーベル寄りだったけどね。でもコミックが大好きだったから、DCもマーベルも両方買っていたね。両方の世界で育ったから、その2つの作品に出ることは自然なことだと思うんだ。いままで買ってきたコミック代を取り返すつもりでいるよ(笑)。」


と、マーベルとDCの両方に出演することは、コミックを読んでいた彼からしたら、ごく自然なことだと語っています。ファンからすると特別なことのように思えるが、彼は両方の世界を知っているからこそ、両方の作品で重要なキャラクターを演じることができたのかもしれません。


ちなみに、子供の頃に好きだったキャラクターを聞かれたローレンスは、「好きなキャラクターはいっぱいいたよ。フラッシュにもなりたかったし、ミスター・ファンタスティックになりたいと思ったこともある。『ウォッチメン』のDr.マンハッタンとか『プラネット・ハルク』のハルクとか面白いと思わないか?かっこいいよね?とにかくいっぱいいたよ」と童心に戻ったようなコメントを残しています。


今回出演している『アントマン&ワスプ』については、「快活なスタイルが確立されていて、とても魅力的だよ。世の中に危険が迫っていて街が崩壊するというひどい状況なのに、どういうわけか軽や楽しさを保っている。それをみて観客も、『これは映画だから楽しくなくちゃねと思える。』とにかく情緒に溢れているところが素晴らしい。」と、様々な大作映画に出演してきた彼の口からこのように語られるほど、『アントマン&ワスプ』には、他のヒーローにはない特別な面白さがあることが分かります。これから映画をご覧になる方はローレンス・フィッシュバーン演じる謎の男、ビルにも要注目です!


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(C)Marvel Studios 2018


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 「いままで読んできたコミック代を取り返すつもりだよ(笑)」 ローレンス・フィッシュバーンがマーベルとDC作品両方に出演することへの心境を語る