- 週間ランキング
ガジェット通信です。
動画配信サービス『GYAO!』さんより情報提供いただき、GYAO!無料配信映画の中から『GYAO!』映画担当のK嬢さんが掘り出し作品をアツーく推薦! 今回のオススメ作品は『新少林寺/SHAOLIN』です。
辛亥(しんがい)革命の後、軍閥が乱立し戦乱の中国。候杰(こう・けつ)は、義兄の宋虎(そう・こ)を暗殺しようとしたところ、逆に部下の曹蛮(そう・ばん)に裏切られてしまう。かつて自分が侮辱した少林寺に逃げ込むも、娘を失い失意にくれる。そんな中、少林寺の料理係の悟道(ごどう)に助けられ少林寺の一員となる。
アンディ・ラウ、ニコラス・ツェー、ジャッキー・チェン、ファン・ビンビンなど中華圏のスターが勢ぞろい!ジャッキーのお家芸(?)、武術以外の動作で相手を倒すシーンも香港映画ファン垂ぜんです。
ニコラス・ツェーのやさぐれた表情が、製作年から見るといろいろと私生活で悩んでいたであろう時期と重なるため、余計リアリティーがあるような気がしました。候杰と曹蛮の関係も候杰を慕っているからこそ、憎しみが何倍にもなってしまう、BL的な匂いをなんとなく感じてしまいます。映像も美しく、エンディングも目が離せません。候杰と小僧が鍛錬しているシーンもすてきでしたが、それ以上にエンディングの雪が舞い落ちる中で小僧が鍛錬している映像は、凛(りん)とした美しさがあり気に入っています。
ちなみに娘の勝男という名前、日本からすると男性っぽい名前ですが、中華圏では女性につけられる名前のようで、中華系コンテンツで女性の役名としてよく見かけます。発音が「男を産む」という発音と同じだからだとか、男性よりも強くなってほしいからだとか、由来はさまざまのようですね。
本作以外にもバイヤーおすすめの掘り出し映画を多数紹介しているのでぜひご覧ください。
『GYAO!』映画担当 K嬢 プロフィール
映画は派手なものから地味なものまで、邦画も洋画もアジア映画も何でも見てしまいます。最近はタイのとある映画を見て心が温まり、タイ語のテキストを買ってしまいました。ジャンルも幅広く観ますが、特に表現の激しいアジアのヤクザ映画を好んで見ます。
苦手なのは洋画のラブコメ。
新少林寺/SHAOLIN(2011)
特集ページURL:https://gyao.yahoo.co.jp/special/movie_horidashi/
配信期間:8月6日~9月5日
(C)2011 Emperor Classic Films Company Limited All Rights Reserved