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日本で製造販売を開始してから今年で60周年を迎える『コカ・コーラ』。2月1日、日本コカ・コーラ本社ビル(東京・渋谷)にて同社のブランド戦略発表会が開催され、2017年のビジネス戦略と共に『コカ・コーラ』史上初となる特定保健用食品(トクホ)の『コカ・コーラ プラス』が発表されました。
『コカ・コーラ プラス』は日本市場に向けて開発された新製品で、食事から摂取した脂肪の吸収を抑え、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする関与成分(特定の保健の目的に資する栄養成分)の難消化性デキストリン(食物繊維)を配合した特定保健用食品。3月27日より全国で発売され、470mlPETのメーカー希望小売価格は158円(税抜き)です。
日本コカ・コーラの代表取締役社長ティム・ブレット氏は、「日本人は世界的に見ても健康志向が高く、多くの人たちが(飲料製品に)何らかの機能性を求めている。また、好きなブランドへのこだわりが強いのも特徴的です。『コカ・コーラ』のおいしさに機能価値を加えた日本独自の製品を提供する機会として、その特殊なニーズに注目しました」と、新製品開発の背景を説明。
「食べ物と一緒でも糖分の摂り過ぎを気にする必要がない炭酸飲料が飲みたい」「トクホでもおいしい炭酸が飲みたい」という消費者のニーズに応え、「『コカ・コーラ』ならではのおいしさはそのままに」という点が繰り返し強調されました。
『コカ・コーラ プラス』は既存の『コカ・コーラ』製品とは差別化された白いパッケージデザインを採用し、「カロリーゼロ」の文字と特定保健用食品の消費者庁許可マークが大きく表記されています。
試飲した印象としては通常の『コカ・コーラ』よりもサッパリとした飲み心地で、『コカ・コーラ ゼロ』に近いイメージ。食事にも合いそうなので、ハンバーガーやピザと『コカ・コーラ プラス』のセットが定番になるかもしれません。トクホ=「味はイマイチ」というイメージを持っている人こそ一度手に取ってみると良いでしょう。
また、3月6日より、『コカ・コーラ ゼロフリー』の名称を『コカ・コーラ ゼロカフェイン』に変更し、『コカ・コーラ』『コカ・コーラ ゼロ』を含めた3製品のパッケージが一新されることも発表されました。
マーケティング本部コカ・コーラグループディレクターの小林香予氏は、「『コカ・コーラ』ブランドの大切な資産である“赤”をすべての製品に導入します。『コカ・コーラ』イコール赤であること。赤がおいしさの印であること。カロリーゼロやカフェインフリーなど、『コカ・コーラ』の選択肢を分かりやすく提供し、どの製品を選んでも変わらないおいしさであることを伝えていきたい」と語り、昨年に続く『コカ・コーラ』のワンブランド戦略の強化を宣言しました。
『コカ・コーラ プラス』ティザーサイト:
https://secure.cocacola.jp/plus/