中谷美紀が語るドゥブロブニクの歴史と美しさ、夫の公演に同行“青い海に映える美紀さんが美しすぎる”
女優の中谷美紀が8月21日、自身のInstagramを更新し、クロアチアの城塞都市ドゥブロブニクを訪れたことを報告した。生涯で一度は訪れてみたかったという憧れの地で、夫ティロ・フェヒナーが所属する「フィルハーモニクス」のコンサートが開催されたことをきっかけに渡航したという。投稿ではアドリア海を望む絶景を背景に佇む姿が公開され、ファンから「クロアチア、美しい街並みですね!そこに佇む美紀さんも素敵」「青い海に映える美紀さんが美しすぎる」といった称賛の声が多数寄せられている。
中谷は「この度はクロアチアの城塞都市ドゥブロブニクへ参りました」と綴り、憧れの地に降り立った喜びを率直に伝えている。コンサートより一足先に現地入りし、早朝にはナポレオンが要塞を築いたとされるスルジ山を訪問したことも明かした。山頂からは旧市街やアドリア海を一望でき、まるでおとぎ話の世界のような光景が広がる。しかし同時に、この街は歴史の荒波に翻弄されてきた場所でもある。
ドゥブロブニクは、ナポレオンの侵攻によりフランス領となった後、1815年のウィーン会議でオーストリア=ハンガリー帝国に編入され、第一次世界大戦後にはユーゴスラビアに組み込まれた。さらに1992年、クロアチア共和国の独立によってようやく自らの国として歩み始めた歴史を持つ。中谷はこうした背景を紹介しつつ、街の美しさと儚さを丁寧に言葉にしている。
また、ドゥブロブニクは日本でも親しまれているジブリ作品『紅の豚』や『魔女の宅急便』の舞台の着想源とされる説があり、近年では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地としても注目を集めている。観光名所としての人気は高く、中谷も旧市街の人混みを「日本における京都やオーストリアにおけるザルツブルクのごとく」と例えて伝えた。観光客であふれる熱気に包まれながらも、自らもその奔流の一部であると感じ、自嘲しつつも受け入れる姿勢を示している。
投稿に添えられた絶景ショットでは、クロアチアの青い海と石造りの街並みを背景に、自然体の美しさを見せる中谷の姿が収められている。その静謐な雰囲気と透明感に、ファンからは「映画のワンシーンのよう」「美紀さんと街並みのコントラストが完璧」といった感想が相次いだ。
最後に中谷は「今宵も皆様が安眠できますように」と結び、日々の投稿と同じく、読者やファンへの温かな気遣いを忘れなかった。世界遺産の街ドゥブロブニクでの体験を通じて、その美しさだけでなく歴史や文化の重みをも伝えた彼女の言葉は、多くの人々に旅情を掻き立てるものとなった。