7月4日の『マツコの知らない世界』(TBS系)では、「スタジアムグルメの世界」が放送された。現在進化を遂げている、さまざまなスタジアムグルメが紹介されたが、視聴者からはサッカーファンから不満の声が挙がっている。

 この日のプレゼンターは、全国のスタジアムをめぐり「18年で3,000食以上食べてきた」という漫画家の渡辺保裕さん(56)と娘の春灯さん親子。保裕さんは野球観戦が好きすぎて、全球団のファンクラブに入っているという。

 一方、娘の春灯さんは西武ドームのスタジアムグルメに感動し、小学生のころから各球団で美味しいもの探しをスタートしたとのこと。

 この日、まず紹介されたのは西武ライオンズのホームであるベルーナドームのグルメ。親子は試合を横目に見ながらグルメをチェック。大量のグルメを買い込みつつ、野球観戦をしながらビールとともに楽しむ様子が紹介された。

 そのグルメの充実ぶりは、スタジオのMCのマツコ・デラックス(50)も「変な話だけど、(野球は)雰囲気だけで、飲み食いだけでもいいね」と指摘するほど。さらにスタジオでは、実際に球場の敷地内で出されているピザが焼き立てで提供され、マツコもその美味しさを絶賛していた。

 その後も東京ドームやバンテリンドームなど、おすすめのスタジアムグルメが紹介されたが、ネット上からは「サッカーも期待してたんだけどな……」「サッカーをやれよ、サッカースタジアムのメシをよ」「個人的にスタグル=サッカーで、プロ野球=球場メシなんだよな」といった苦言が集まっているという。

 実はこの日、番組で唯一紹介されたサッカーのスタジアムグルメは、カレーのみ。レモンガススタジアム平塚の「グリーンカレー」、埼玉スタジアム2002の「ムアントン直伝タイカレー」が取り上げられたが、メインで紹介されマツコに提供されたのは、やはり野球スタジアムのもので、ZOZOマリンスタジアムの「芋豚カレー」だった。

「親子の趣味が野球観戦だったため、野球のスタジアムグルメに偏るのは仕方のないこと。とはいえ、現在はサッカーのスタジアムグルメも充実しており、スタジアムグルメ=野球スタジアムという図式が番組でできあがっていることに対し、サッカーファンからは不満を訴える声が多く集まっていました」(週刊誌記者)

 なお、ガス抜きのためか、6月30日の番組公式ツイッターでは、「皆さんはどこのスタジアムでスタジアムグルメを楽しむのがオススメですか?」と呼びかけつつ、「私はスタジアムには行ったことがないのですが、サッカーを観戦しながらスタジアムグルメを楽しんでみたいです」などとツイートしていたが、あまり功を奏しなかったようだ。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 『マツコの知らない世界』飯テロ回もサッカーファンからの不満が爆発