『クイズ！できる？できない？』メダカは無重力で泳げない断言にツッコミ続出

　1月10日放送の『クイズ！できる？できない？』（日本テレビ系）で行われた実験の検証結果にネット上からツッコミが集まっている。

　この番組は、あるテーマに対し「できる」か「できない」かの実験を行い、スタジオのパネラーが答えを予想。間違えるたびにパネラーの賞金が減っていくという実験型バラエティ番組となっていた。

　その中で最初に予想が行われたのが、「無重力でメダカは泳ぐことができる？できない？」というもの。検証はSexy Zoneの松島聡（25）とお笑いコンビ・ロッチの中岡創一（45）が担当。小型ジェット機に乗り、まず上空で2000メートルを急上昇し、その後、一気にエンジンの出力を弱めて約20秒間無重力空間を作りだし、実験を行った。

　他にもラーメンが食べられるかどうか実験し、スープが表面張力で麺にくっついたためなくなったように見えたり、インコを飛ばそうとして上手く飛べなかったりなど、興味深い実験結果が多く出たこの企画。

　メダカに関する実験では、水槽が浮かないようにしっかりと固定してフタで密封し、水槽の水を満タンに入れた状態で敢行。無重力状態になった瞬間、多くのメダカは頭を下にし、身体をくるくる縦に回転し始めるという結果となった。

　そのため、実験結果は「メダカはいつものように泳ぐことができない」に。「できる」に賭けていた人は賞金が没収となった。

　しかし、この実験にネット上からは、「メダカって実際に宇宙に行かなかったっけ？」「宇宙ステーションにメダカ持っていったでしょ」「実際宇宙にメダカ持って行ったよな」といったツッコミが集まっている。

「1994年に、向井千秋宇宙飛行士（70）が4匹のメダカを連れて宇宙へ行き、産卵・ふ化を行った実験はあまりに有名なもの。番組では、『宇宙ステーションで生まれたメダカは無重力でも泳げる』と紹介していましたが、そもそも宇宙に連れて行ったメダカも、今回の実験と同じような環境でテストを行い、微小重力下で回転せずに普通に泳げるメダカを連れて行っています。つまり、この疑問の結論は『普通に泳げるメダカもいる』というもの。この実験に触れなかった番組に多くの疑問が集まったようです」（芸能ライター）

　結果があるにも関わらず、誤った検証結果を出してしまったようだ。