『純愛ディソナンス』設定盛り込みすぎに視聴者パニック「これミステリー?」
新木曜ドラマ『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)が7月14日にスタートした。
中島裕翔(28)主演の本作。高校を舞台に、中島演じる新任の音楽教師・新田正樹が吉川愛(22)演じる女子高生・冴と恋に落ちる禁断のラブストーリーが描かれる。
第1話は、勤めていたピアノ教室が倒産し、職を失ったばかりの正樹のもとへ、音大の先輩で、亡くなった兄の恋人でもあった小坂由希乃(筧美和子・28)から連絡が入る。私立桐谷高校で音楽教師をしていた由希乃は、もうすぐ学校を辞めるため、正樹に後任を任せたいのだといい――というストーリーが描かれた。
赴任したその高校で正樹は冴と出会い、そこから禁断の恋愛が始まっていくのかと思いきや、その展開が視聴者の間で困惑を集めているという。
由希乃は公認こそ正樹を推薦したものの、実は「一身上の都合」と書いた辞職願のメールだけを学校に送り、その後失踪していたとのこと。正樹がメールを送っても連絡がつかないという場面が描かれた。さらに、冴の母(富田靖子・53)は冴に依存する毒親。そんな毒親から自立するためにこっそりバイトしていた冴だが、ある日冴が口座に貯金をしていたことに気づいた母親が、そのお金を自身の彼氏に渡してしまうというシーンもあった。
また、ラストでは駄目押しとでも言うように、由希乃が遺体で発見され、高校の教師らが警察から「殺人事件の可能性がある」と告げられるという展開に。ネット上からは、「設定盛り込み過ぎじゃない…?」「なにこれ!?ミステリーだったの?」「思ってたのと違う」「なんか暗すぎじゃない?」という困惑の声が寄せられていた。
「さらに正樹はどうすれば周囲から良く思われるかを考えながら打算的に生きているという冷めた性格で、その場の空気を読みまくり、思ってもないことも平気で言えるという歪んだ性格。ただの禁断ラブストーリーかと思いきや、主人公の悪い性格と、毒親持ちの女子高生、兄の元恋人の失踪&殺人事件が第1話に盛り込まれていたため、視聴者は混乱。テンポがいいといえば聞こえがいいですが、あまりに多すぎる設定に戸惑いの方が多く聞かれていました」(ドラマライター)
木曜10時のフジテレビドラマにしては暗い雰囲気だった本作。二部制とのことだが、視聴者はまず一部に耐えられるのだろうか。