2月9日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で行われた「雪山風船太郎レース」が物議を醸している。

 芸人たちが巨大風船に身体を入れて頭だけを出した状態の「風船太郎」になり、スキー場を誰が一番速く下るかを競うというこのレース。オードリー春日俊彰(43)やハリウッドザコシショウ(47)、じゅんいちダビッドソン(47)ら多数の芸人と、『あらびき団』(同)に出演していた元祖・風船太郎(53)も出場した。

 レースは3回戦まで行われ、途中で風船が割れたら失格となる。1回戦目は下り坂にくわえ、途中にはウェーブゾーンもあるというなかなか難しいコースとなっていた。最初に飛び出したのはザコシショウで、上手く身体を使って滑ることでスムーズにスタート。続く芸人たちもザコシショウの真似をして滑っていったが、ウェーブゾーンで風船が敗れてしまう芸人が続出。最終的には割れずにゴールできた春日、ザコシショウ、じゅんいちダビッドソン、風船太郎が2回戦へ。

 2回戦目は傾斜がほとんどない150メートルのコースで、風船でうまく身動きが取れない芸人たちはより苦戦。さらにコースの幅が狭いため、ぶつかり合うという場面も続出することに。また、コースがきちんと整備されていなかったせいか、春日が風船太郎にぶつかると、風船太郎はコース外へ。必死に上って来ようとするも、枝などが突き刺さった雪の傾斜を上るのは難しく、風船が割れて失格に。また、じゅんいちダビッドソンもバランスを崩してコース外へ落ち、最後には力尽きてしまったようだった。

 身動きが取れない状態で、雪に対してうつ伏せ状態になれば窒息の危険すらあるこのレース。視聴者からは「エグすぎ」「本当ギリギリ攻めるな…」「危なすぎて笑うか迷う」という声が聞かれてしまった。

「とはいえ、番組側も企画の危険性を十分分かっていたようで、最後の『検証結果』は、『第1回雪山風船太郎レースケガ人ゼロ』に。また、このレースについて最初から『きつい・危険・くだらないの3Kレース』と煽っていました。実際にケガ人も出ず、スタッフも安全性を確かめたからこそ行われた企画のはずですが、あまりに攻めた企画に視聴者は困惑してしまったようです」(芸能ライター)

 なお、3回戦のコースは一転して急斜面で、ザコシショウが優勝。果たして第2回目はあるのだろうか。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 『水ダウ』危険すぎる“風船太郎”レースにドン引きの声「笑うか迷う」