『恋です!』獅子王の森生への想いに視聴者騒然「まさかのBL」「切なすぎる」
女優の杉咲花(24)が主演を務めるドラマ『恋です!ヤンキー君と白杖ガール』(日本テレビ系/以下『恋です!』)の第5話が11月3日に放送された。ドラマのタイトル通り、誰かに恋をしている人物がたくさん登場するが、金沢獅子王(鈴木伸之・29)の片思いの相手がわかり「切ない」「まさかのまさかだった!」と大きな反響を集めている。
同ドラマは、色と光がぼんやりわかる程度の弱視の主人公・赤座ユキコ(杉咲)とユキコに一目ぼれした不良少年・黒川森生(杉野遥亮・26)による新感覚ラブコメディー。
第5話ではユキコが森生に告白し、ついに両想いに。また、森生へ片思いしていた橙野ハチ子(生見愛瑠・19)とユキコの関係にも変化があり、本音を言い合える仲に。そんな中、森生は街をクリスマスイルミネーションが飾る頃に母親に出て行かれたトラウマから、母親のことを聞かれ、ユキコに冷たく接してしまう。
そのせいで、ユキコの盲学校の友人にまで心配をかけていることを知った獅子王は、森生の自宅に突撃。母親のトラウマから、ユキコが離れていくのが怖いと臆病になっている森生に対し「好きな人と思いが通じ合うなんて奇跡みたいなもんだろ」と喝を入れる。その一方、ユキコの姉・イズミ(奈緒・26)は、獅子王にすっかり恋してしまった様で、健気に獅子王の通うジムに通い始めるのだった。
また獅子王が、イズミからユキコと森生が付き合い始めたと聞いて複雑な表情を浮かべた理由がラストで明らかに。ジムの更衣室で、獅子王が財布の中から取りだしたのは満面の笑みを浮かべた森生の写真。
この展開に視聴者からは「獅子王の好きな人って…ええええ!?ゆきこちゃんだと思ってた」「獅子王やっぱりそうなの?! 好きな相手と一生タイマンしてたん?拗らせすぎでは??幸せになってくれ」「獅子王、そういうこと?そういうことか?」「えっ、まさかのBL!?」と驚く人が続出。しかし、「獅子王の片想いの相手はやっぱり森生だったか」「やっぱりそうかー。獅子王、切なすぎる」と薄々勘付いていた人もいたようだ。
「中には『またBLかよ』『BL展開も好きだけど、そうじゃない方が面白いのに』といった声も見受けられましたが、同ドラマの根本には“障害者への理解”というテーマがあり、ラブ要素だけではなく、葛藤や前向きに生きる姿、周囲の人々の気付きなども描かれています。今回の話の中で、“障害者が便利に生活するために必要な当たり前の道具が、健常者にとっては障害者アピールに見えていることがある”という話が登場し、偏見を持っている人も多いという現状が伝えられましたが、獅子王が森生を好きだということも、単にBL要素を取り入れたのではなく、偏見を取り払い『性別関係なく人を好きになることも当たり前の世界になってほしい』というメッセージが込められているのではないでしょうか」(芸能ライター)
視聴者にも様々な“気付き”を与えてくれると注目を集めている『恋です!』。このドラマの本質に気付いたときに、もっとマイノリティに優しい世界になってくれることだろう。