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(Written by Publisher’s editor)
「生産性を上げて、仕事や私生活を充実させたい!」と思っても、なかなか実現できない人は多いと思います。
たとえば、忙しさにかまけてやるべきことを先延ばしにしてしまい、イマイチ結果が出ずに、そのまま挫折してしまったり…。
本書は、こんな悩みをお持ちの方にぜひ読んでいただきたい1冊です!
著者クリス・ベイリーさんは、丸1年AYOP(A Year Of Productivity:生産性の1年)と名付けたプロジェクトを行い、ユニークな調査と実験に取り組みました。そこから得られた唯一無二の成果をまとめたものが、『世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと』なのです。
世界広しといえども、自らが実験台になって、生産性の真実を解き明かした人は存在しないでしょう。365日間の実験で得られたものは、個性溢れる「時間」「集中力」「活力」のコントロール術。根底に流れる「でもやるんだよ!」の精神がビンビン伝わってきて、興味をそそられます。
世界有数のビジネス誌「FORTUNE」のベスト・オブ・ザ・イヤーで、「TED」でも話題の本書を読んで、生産性を上げる方法を学んでください。
今回はクリスさんの生産性向上作戦の中から、3つをピックアップしてご紹介します!
世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと (T’s BUSINESS DESIGN)
突然ですが、週90時間労働と週20時間労働で仕事がはかどるのはどちらでしょうか? は目標達成数に大差はないそうです。
「長時間働けば、時間が増えて達成項目が大幅に増える」
こんなふうに考えて、毎日残業しても、生産性は決して上がらないんですね。むしろ集中力と活力が低下するので、生産性は低下してしまいます。
つまり、労働時間があるレベルを超えると、目標達成がしにくくなるということです。
では逆に、労働時間を徹底的に少なくしてみると、どうなるのでしょうか?
週20時間労働にしてみた場合、時間に限りがあるため、ありったけの集中力と活力を仕事に注ぎ込むことになり、結果的に、生産性が上がったんだそうです!
短時間で成果をあげるためには、気散らししたり、ボーッとしている暇などありません。一刻も早く目の前の仕事に取り掛からなければならないからです。
結果的に、労働時間を制限することが、誰よりも生産的な人になる近道となるのです。
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あなたの集中力を奪う、外部のジャマモノを取り除くことは、シンプルながら効果的なやり方の一つです。
クリスさんは、実験中、スマートフォンの使用を1日1時間にしていました。当然、集中力を乗っ取られることもなく、複雑なタスクもどんどん片づけていけたといいます。
生産性向上を考えるにあたって、集中力が泡となって消えることは避けなければなりません。
カリフォルニア大学の調査によると、ある仕事を中断して再開すると、集中力を取り戻すまでに25分もかかるそう。
気を散らすものに支払う代償はあまりにも多いのです。そんな不安を解消するのに、とっておきの方法が「20秒ルール」というもの。
20秒あれば、あなたに迫るジャマモノを撃退することができます。たとえば、仕事中にスナック菓子を食べたくなったとします。
スナック菓子を20秒では手に届かない場所に置いておきましょう。すると、あ〜ら、不思議。とたんに食べたい衝動を消すことができるのです。
20秒ルールはほかにも応用可能です。インターネットのモデムプラグを抜いておく、SNSのパスワードを超絶複雑にしておくなど、20秒の間だけ、気を散らすものと離れられるようにしておくとよいわけです。
非常にかんたんにできるのがポイント。自分の仕事に存分にハマることができるようになる、おすすめの方法です。
著者は、運動不足はやはり仕事のパフォーマンスに影響を与えるといいます。脳がストレスに対処しづらくなるからです。
AYOPの実験中に、ジムでの週3〜週5の運動習慣を確立した著者は、すぐにストレスがなくなり、生産性が向上したのです。
精神的な疲れはなくなり、活力に満ち溢れ、苦手な冬の間も明るく幸せな気分でいられ、仕事でトラブルが起きても少しも慌てなくなったとのこと。いいことずくめだったようです。
30分間の運動と重要な仕事を天秤にかけてみたとしましょう。目先のことを考えると仕事を進めたくなるかもしれません。
しかし長い目でみると、運動をして活力を蓄える方が、多くのことを達成するためには役立つのです。
活力を蓄えることは、結局時間の節約になります。タスクに多くの活力と集中力を注ぎ込めるので、短期間で目標を達成できるからです。
運動をやっていない人や辞めてしまった人は、ウォーキングのような簡単なことでもよいので、15分かけて心拍数を上げてください。ストレスを発散させることができ、疲れを感じることが少なくなるはずです。生産性にも好影響を与えてくれるでしょう。
最後に、著者がどうしても伝えたかったことをお教えしましょう。
「生産性は、幸せになろう、自分にやさしくなろうと思うと、大いに上向く」ということです。
小手先の生産性向上テクニックにとらわれる前に、まず自分が幸せになることを意識してみてください。
『世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと』を読むと、生産性に取り組むうえで必要な「時間」「活力」「集中力」のかしこい使い方がわかります。
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