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あなたは自分の長所を伸ばすことと、短所を改善すること、どちらの方が重要だと思いますか?
ほとんどの人は、苦手なことを克服することが重要だと教えられ、そのために大量の時間を割いてきたのではないでしょうか。
ある調査では、圧倒的多数の親たちが「(子どもたちの)最も成績の悪い科目にこそ、最も多くの時間と注意を注ぐべきだ」と回答したという結果が出ています。
親も教師も、子どもたちが最も成功する可能性のある分野に投資するよりも、短所の改善に多くの時間を割くように教えているのです。
しかし実際は、生まれ持った才能を伸ばすことに注力した方が、私たちは飛躍的に成長できるし、人生で成功する可能性も高くなると言われています。
問題は、ほとんどの人が、自分の「強み」となる才能が何なのかわかっていないということ。そしてそれを診断するためのツールが存在することを知らないということです。
2001年に出版された『さあ、才能に目覚めよう』では、人が生まれ持った才能を発見するためのツール「ストレングス・ファインダー」を開発・提供し、国内で累計50万部のベストセラーとなりました。
そんな名著のリニューアル版が今年の4月に登場。『さあ、才能に目覚めよう 新版』では、さらに精度の増した「ストレングス・ファインダー2.0」を受けることができます。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
長所を伸ばすことにエネルギーを注いだほうが、人は何倍もの成長を手にすることができるのに、短所や弱点を直すことが重要だと思われている世の中。
「ストレングス・ファインダー」を開発したギャラップ社の調査によると、「私は仕事をするうえで、自分の最も得意とすることを行う機会を毎日もっている」という項目について「非常にそう思う」と答えたのは、1000万人中たったの約300万人だったと言います。つまり3分の2の人が「自分の強みを生かせている」とは感じずに仕事に取り組んでいるのです。
こうした事実を知ると、かなり異常なことのように感じませんか?
自分の強みを生かせる仕事をした方が成功しやすいことなど、誰もがわかっているはずなのに、多くの人は、自ら成功しづらい、最も大変な「いばらの道」を選んでしまっているのです。
もしあなたが「強みのゾーン」にいないとしたら、あなたが職場で抱く仕事への意欲や生産性は、強みを活かしている人に比べてその6分の1にとどまっているはずだと著者は言います。
自分の強みに専念する機会のない人が払う代償は極めて大きいのです。
どんな人でも、ある特定の分野で成功する可能性は大いにあり、そのカギとなるのが「生まれ持った才能」に専念することです。
以前紹介した『35歳までに読むキャリアの教科書』でも、生まれ持った才能と結びついた「コア能力」のないところで努力しても、不利な戦いを強いられるだけだと説いています。
酷なようですが、努力をすればどんな分野でも一流になれるということはありません。しかし、生まれ持った才能を伸ばすことにエネルギーを注げば、成功する可能性を飛躍的に高めることができます。
最も成功している人は、その人が持つ高い才能を起点にしてスキルや知識を身に付け、練習を積んでいる。こうすれば、才能は何倍にも増幅して開花するのだ。
では、なぜ多くの人は「自分の強みを生かせる仕事」に就かないのでしょうか。その理由は、何より自分自身が、自分の才能が何なのかわかっていないことが根本の原因にあります。
だからこそ、生まれ持った才能を見つけるためのツールを与えてくれる本書は、これから社会に出る学生にとっても、今必死に働いているビジネスパーソンにとっても、誰もが読むべき名著なのです。
本書では、10万件以上のインタビュー調査のデータベースのなかから、最も共通性のある資質を見出し、それらを「運命思考」「最上志向」「未来志向」「目標志向」など、34の資質に分類しています。
つまり才能を説明するための「共通言語」を開発したのです。
なぜなら、自分の身につけたスキルや知識について説明することはできても、才能について説明することは、共通言語がなければ困難だからです。
たとえば誰かと自然と考えを共有したり、感動する話を生み出したり、的確な言葉を見出したりする才能は、コミュニケーションと直接関連しています。本書ではこうした共通点を「資質」と捉え、「コミュニケーション」の資質と呼んでいます。
「ストレングス・ファインダー」とは、これらの共通言語で説明される才能を測定するツールなのです。
「新版」で提供される「ストレングス・ファインダー2.0」は、「1.0」よりもさらに精緻なものに改良されています。
たとえば「学習欲」の資質を持っている人のなかには、毎月何冊かの本を読むことで学ぶ人もいれば、まず行動を起こすことで学ぶ人もいるし、飽くなき好奇心で探求する人もいれば、何でもグーグルで調べる人もいるのでしょう。
つまり同じ資質でも、その詳細やどうやってそれがその人に現れるかは人によって異なるということです。
「ストレングス・ファインダー1.0」では各資質についての説明はどれも一律でしたが、「2.0」では、同じ資質でも、一人一人の間にある微妙な違いまで反映させたレポートが追加されるようになりました。
才能についてより精密に、そして、ひとりひとりに落とし込んだかたちで考えられるように、<ストレングス・ファインダー2.0>では5000種類以上の<強みの洞察>に基づいたレポートを入手することができる。
要するに、<ストレングス・ファインダー2.0>では、よりあなたらしいものにカスタマイズされたレポートが提供されるということです。
さて、長ったらしい説明はこれくらいにして、早速アセスメントを受けてみましょう。
本書を購入すると入手できる「アクセスコード」を、こちらのページに入力するとアセスメントを受けることができます。
尚、「アクセスコード」を使用できるのは1回のみなので、古本ではなく必ず新刊で買うようにしてください。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
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あなたの「強み」となる才能を見つけるべく、ぜひ診断を受けてみてください。才能を知れば、間違った方向に努力をすることがなくなり、人生の質を向上させることができるようになります。