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野菜や果物は放っておくと次第に腐っていきます。腐るのには「エチレン」の発生がか関わっています。エチレンとは植物ホルモンの一種で野菜や果物の成長を促進させる物質なのですが、食べ頃を過ぎても作用し続けてしまい、傷みや腐敗していきます。
冷蔵庫の中、特に野菜室ではある程度水分が保たれるようになっていますが、ホウレンソウなどの葉物野菜などは空気に触れる面積が大きいこともあり水分が蒸発しやすく、乾燥しやすいです。
乾燥すればみずみずしさが損なわれ、見た目にも細く色も悪くなり、味も落ちます。
空気中には酸素や二酸化炭素があり、野菜や果物が空気にさらされているとこれらの影響で酸化してしまいます。酸化すると人の肌と同じように老化してしまい、野菜や果物の色が悪くなり栄養価も落ちます。
冷蔵庫内の菌や、もともと野菜についていた菌が繁殖してしまうと、カビや劣化の原因になります。
ママラクリーン鮮度キーパーMサイズ 10枚入 / Lサイズ 8枚入 858円(税込)
野菜や果物の鮮度を冷蔵庫の中で長期間キープできる保存袋です。
特殊な加工を施したジップ付きのポリ袋となっていて、傷みやすいほうれん草なども1ヶ月鮮度をキープできるという商品です。
スーパーで購入したほうれん草を、
A:スーパーの包装(購入した時についていたもの)
B:ジップ付きポリ袋(IKEA)
C:ママラクリーン 鮮度キーパー
の3種類で冷蔵庫の野菜室に保管してみました。
数日ごとの見た目の変化をみてみます。
まず、こちらが買ったばかりのほうれん草です。
茎からはまでがピンと伸びていて、シャキシャキ感が見てわかりますね。
これを3種類の袋に入れて保管します。
4月13日に検証を開始しました。
一週間後の4月21日です。
スーパーの包装のままのほうれん草は葉がしなしなしています。ですがそれ以外はそれほど変わらず葉の先までピンとしています。ただし若干IKEAの袋に入れていたものの葉の方が元気がないですね。
5週間後の5月20日。
さすがに買った時のままの包装のものは茎までしなしなでところどころ変色してしまっています。こうなると味も美味しくなくなっていると思います。
真ん中の普通のジップ付きポリ袋はしっかり袋を閉じていた分乾燥などはしていませんが、茎も葉も最初の状態に比べてよれてきていて、葉が全部寝てしまっている状態です。
それなのに、右の鮮度キーパーだけは、1ヶ月前とほとんど見た目が変わらず、葉が立っている状態です若干葉先がしなったかな? という程度で、相変わらずシャキシャキ!
IKEAのジップ付きの袋のものもしなしなはしていませんが、色が少し気味がかってきて若干鮮度が落ちているのがわかります。
結局、1ヶ月どころか、私の怠慢で1週間も検証期間をオーバーしてしまったにも関わらず、鮮度キーパーに入れていたほうれん草は元気なままでした。
なぜただ袋に入れていただけなのに、こんなに鮮度が長持ちするのか。普通のジップ付きのポリ袋とどう違うのか。
その秘密は、鮮度キーパーにあるものが練りこまれているからなのです。
鮮度キーパーの袋にはゼオライトという鉱物が練りこまれて作られています。ゼオライトには多孔質という目には見えない細かな穴がたくさん空いており、ここに野菜や果物から出た腐敗を進める物質であるエチレンガスが吸着することで、エチレンガスが野菜や果物に与える影響を抑えます。
袋に抗菌剤が練りこまれており、菌の繁殖を抑えます。
鮮度キーパーは使い捨てではなく、使った後は食器用洗剤などでよく洗ってから使えば、繰り返し使用できます。ゼオライトが吸着したエチレンガスを洗い流すことでガスを吸着させていた穴に隙間ができ、効果が戻ります。
1袋で、10回くらいは繰り返し使っても効果があることがわかっています。
冷蔵だけでなく、食材の冷凍保存も可能です。また、電子レンジで解凍することもできます。
ママラクリーンの鮮度キーパーはMサイズなら1箱に10枚、Lサイズでも8枚も入っている上、洗えば繰り返し使えるので、1箱買っておくだけでしばらくは使い回しが効きそうなのも嬉しいですね。
鮮度が長持ちすると、いつでも美味しく食べられるし、買い物の回数も減って手間も減ります。梅雨からの時期は特に食品が傷みやすいので、こんな便利なアイテムを活用して、家事をラクに、楽しくしませんか。