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まず、ブロッコリーが持つ一番のダイエット効果。それは栄養素どうこう以上に、食べたという満足感が非常に高く、その割に低カロリー&低糖質という部分があります。
緑黄色野菜というとキャベツなどの葉物や、人参などの根菜がありますが、キャベツなどの葉物野菜は食べた時の満足感が少なく、人参などの根菜類の場合は満足感があっても意外とカロリーや糖質(炭水化物量)が多いという難点があります。
炭水化物の量で比較すると、人参は100gあたりで10gなのに対してブロッコリーは100あたり5gと半分程度で、ダイエット効果はとても優れているのです。
実がぎっしりと詰まっているかのようなブロッコリーを白米の代わりに食べれば、白米なら100gあたり350kcal程度の所を、ブロッコリーであれば33kcal程度に抑える事ができるので、満足感を得つつ摂取カロリーを少なくする事が可能になります。
ブロッコリーはダイエットに効果的な成分ももちろん豊富に含まれています。
まず、体内の水分量や塩分量の調整に必要で特にむくみを解消するために重要と言われている成分のカリウム。
カリウムが不足すると体がむくみやすくなり、むくんだ状態が続いていると代謝の低下や太りやすくなるという悪循環が発生するため、積極的に摂るべき栄養素です。
ブロッコリーにはカリウムが豊富に含まれていて、多めに含まれているとされるキュウリの1.8倍程度の分量なので、とくにむくみによる水太りの人にはおすすめです。
ミネラルの一つであるクロムは、インスリンの働きを促進し、血糖値を下げるという働きがあります。
インスリンの働きが促進される事で、血液中の糖分が細胞内に運ばれてエネルギーとして燃焼されるようになるため、簡単にいえばクロムを摂取する事でエネルギーの消費を促進し、脂肪として蓄積されるのを防ぐという効果を得られます。
クロムはあまり不足する事が無いといわれていたのですが、近年の食生活の変化や穀物を作る土壌の変化などによって摂取量が不足しがちな栄養になってきているため、ブロッコリーでクロムを補う事はダイエットのためにも有効だと言えます。
筋肉をつけるために有利に働くのは男性ホルモン。逆に、筋肉をつきにくくしてしまうのが女性ホルモンですが、ブロッコリーに含まれるインドール-3-カルビノールとジインドリルメタンという成分は、女性ホルモンの働きを弱めて男性ホルモンを優位にする働きがあります。
この働きによって筋肉がつきやすくなるので、トレーニングしながらブロッコリーを食事に取り入れる事で、筋トレの効果を高めて痩せやすい体作りを促進する事が可能です。
ブロッコリーは「野菜の王様(Crown of Jewel Nutrition)」とも言われるくらいに、栄養が豊富な野菜として世界中で評価されています。
例えば、ブロッコリーに含まれるビタミンCはレモンの2倍。食物繊維であればキャベツの2.5倍など、それぞれの栄養素が豊富というイメージの野菜よりも、更に多くの栄養を含んでいる面があります。
多くの栄養素を豊富に含んだブロッコリーは美容効果も高いので、ダイエットしながら肌も綺麗にしたい! というような時、是非取り入れて欲しい食材です。
ブロッコリーを食事に取り入れてダイエットをしていくためには、一日に100g程度。目安としては、一株の半分程度を摂り入れるようにすると良いでしょう。
食べる時は、出来れば蒸し野菜として、茎の部分まで食べる事が理想的です。
ダイエット効果という点では、食前や食事の最初の方に食べると、その後の食事による糖質の吸収をゆっくりにしてくれるのでおすすめです。
ブロッコリーは外食でも提供してくれるお店が増えてきている食材。是非食事にとりいれて、健康に美しくダイエットを目指しましょう!