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ひと塗りで簡単にトレンドメイクが完成するリップティントは、今やオシャレ女子の常識。しかし、使い方や塗り方を間違えてしまうと、トレンドとは程遠い“オバサンメイク”になってしまう可能性も…。あなたの使い方、大丈夫ですか?
今回は、男ウケと女ウケの両方を全攻略! リップティントの使い方や塗り方、落とし方までたっぷりご紹介。
韓国コスメブームで一躍有名になったリップティント。英語で「~を染める」「~に色合いをつける」という意味の“tint(ティント)”からもわかるとおり、唇の角質を染めるリップアイテムです。そのため、口紅やリップグロスよりも格段に色持ちが良く「落ちないリップ」としても人気を集めています。
また、多くのリップティントが唇の水分量やpHなどに反応し色が変わることから、同じリップティントを使っても人によって発色が全く異なるのです。世界にひとつだけの、肌にぴったりとなじむオリジナルカラーは女子の心を虜にするばかりか、メイクのまとまりまで良くしてくれます。
たくさんの魅力が詰まったリップティントは、使い方や塗り方ひとつで全く違ったイメージになります。あなたが目指すのは、思わず守ってあげたくなるような“男ウケ”? それとも海外セレブのように洗練された “女ウケ”?
基本的なリップティントの使い方に加え、なりたいイメージに合わせたリップティントの使い方と色選びの方法をご紹介します。
一見難しそうにも見えるリップティントの使い方ですが、実は口紅を塗るよりも簡単!
リップティントを塗る前に、唇に付着した余分な油分をティッシュオフします。リップティントは唇の角質を染めるため、油分が残っていると色持ちが悪くなってしまいます。基本的には、すっぴんの唇に使用しましょう。
ただし、唇が荒れていたり乾燥していたりする場合はリップクリームで保湿してから塗ってもOK。リップクリームを縦じわに沿って塗った後、軽くティッシュでおさえておきましょう。
唇の内側にリップティントを少しずつ塗布します。唇の輪郭(リップライン)から塗り始めると、唇の主張が強くなりすぎたり、ラインががたついたときに修正しにくくなるので内側から塗るのがベター。
特に発色が強いものは広げすぎないよう気をつけましょう。
唇の上下をこすり合わせ、リップティントをなじませます。唇全体に広げたい場合はやや深めに、あまり広げたくない場合はやや浅めを意識すると◎。
仕上げにリップグロスを重ねれば、ムラのない美しいリップメイクの完成! びっくりするほど簡単ですよね♪
基本のリップティントの使い方にアレンジを加えて、男性から「かわいいね」「女の子らしいね」といわれる男ウケリップに大変身。
男ウケするリップメイクといえば断然「ナチュラル」! 極端にいえば、色つきリップクリームのような“元の唇+α”程度の色づきでOK! 女性からすると物足りないくらいがちょうど良いのです。
そんな男ウケ抜群のリップを作るために必要なのは、ファンデーションと淡いピンクのリップティント、透明でライトなリップグロスの3つ。
まずはパウダーファンデーションで唇の赤みをカバーします。
唇の赤みが強いと淡いピンクのリップがきれいに発色しないため、パウダーファンデーションで薄くカバーするのがポイント。もともと唇の色素が薄めの方は、ファンデーションなしでも構いません。
コンシーラーで色みを消す手もありますが、カバー力が高すぎると唇の縦じわが目立ちやすかったり不自然な印象にもなりかねません。
唇の内側に淡いピンクのリップティントをのせ、唇の上下をこすり合わせてなじませます。
男ウケにはやっぱりピンクが定番。しかし、ピンクはピンクでも、ビビットなショッキングピンクや深く重厚感のあるダークピンクはNG。ベージュピンクやサーモンピンクなどの柔らかい色を選んで。
唇の上からティッシュでおさえ、再度唇の内側にリップティントを重ねなじませます。
一度ティッシュオフをはさみ、2回塗り重ねることで、淡い色合いのリップティントも自然で血色の良い発色に。
仕上げにリップグロスを唇の内側にのせ、唇の上下をこすり合わせれば、男ウケ間違いなしのピュアリップが完成。
絶妙な色みとツヤ感は、まさにナチュラル。落ちにくいリップティントなら、なかなかリップの塗り直しができないデートシーンでも大活躍するはず。
男ウケとは違い女ウケするメイクは、トレンドによって異なるもの。つまり「トレンドをおさえたメイク」こそが女ウケするメイクといえるでしょう。
2018年春夏のトレンドは“素肌感あふれる自然なツヤ肌”。そしてリップは、ツヤ肌の中で存在感を放つ“生マット”がキーワード。生マットリップとは、マットにしっとりとした湿り気をプラスしたリップのこと。2018年春夏は、多くの化粧品メーカーからも生マット質感の口紅が登場していることからも分かるとおり、今大注目のリップメイクなのです。
そんな生マットリップは、マットタイプのリップティントとリップグロスで簡単に完成します。
まずは唇全体にリップグロスを塗り、ティッシュオフします。
使用するリップグロスは、ディオールのリップマキシマイザーなどの縦じわカバーしてふっくら見せるものがおすすめ。一度ティッシュオフすることで、ツヤを抑えマットなリップティントが密着する土台ができあがります。
唇の内側にマットなリップティントをのせ、指の腹でポンポンとなじませましょう。
先に使用したリップグロスとちょうど良くなじんで、ベルベットのような仕上がりに。きちんと感のあるメイクやクールなメイクに仕上げたいときは、リップティントを唇の内側にのせた後、薄めに輪郭をとります。
同じマットなリップティントでも、輪郭を塗るかぼかすかで全く違った印象に仕上がるので、その日の気分に合わせて楽しんで。
落ちにくい処方のリップティントを落とすのは、一筋縄ではいきません。ましてやファンデーションと一緒に落とすなんてもってのほか! 必ずポイントメイクリムーバーやリップティント専用リムーバーを使用し、全顔のクレンジングとは別で落としましょう。
まずコットンを真ん中から半分に割き、ケバが内側にくるように半分に折ります。半分に折ったコットンを重ね、その間にリムーバーを含ませてよくなじませましょう。
リップティントを落とす際コットンの両面を使うので、裏までしっかりとリムーバーがなじんだ状態にしておいてください。
1枚目のコットンを利き手の人差し指と薬指ではさみ、上唇のリップティントになじませます。
十分になじんだら、唇の端から端までスッとコットンをすべらせます。これを何度か繰り返し行いましょう。大体のリップティントが落ちたら、コットンの汚れた面を内側にして半分に折り、縦じわに入りこんだリップティントを落とします。
色持ちがかなり良いタイプのリップティントの場合、専用リムーバーを使っても色が残って見えてしまうかもしれません。だからといって、強い力でゴシゴシ落とすのは厳禁。時間が経てばターンオーバーで自然と色が薄くなるため、神経質になりすぎないようにしましょう。
2枚目のコットンを使い、上唇と同じ手順で下唇のリップティントを落としましょう。
リップティントをオフし、全顔のクレンジングや洗顔、スキンケアが完了したら、唇の保湿ケアも忘れずに。
唇の縦じわに沿ってリップクリームを縦に塗り、しっかりと保湿します。時間に余裕があるときは、リップパックを取り入れても◎。リップティントは角質を染めるため、乾燥や色素沈着などのトラブルが起こる可能性が高いとされます。すこやかな状態を保つためにも、リップティントを落とした後のお手入れは念入りに行いましょう。
今回はリップティントの基本的な使い方や、男ウケ・女ウケ目線での使い方をご紹介しましたが、質感や色の組み合わせ次第で使い方は無限大に広がります。
リップティントの基本的な使い方に慣れてきたらいろいろなアレンジを加えて、季節やファッションに合わせたリップメイクを楽しんでみてください。いつもとは違う、新たな表情が見つかるかもしれませんよ。