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かつては「ニキビは若さのシンボル」と言われていましたが、最近では大人ニキビに悩まされている人が多くなりました。
10代のニキビは皮脂の過剰が主な原因ですが、20代以降の大人ニキビは様々な要素がからみあってできるため、治りにくいのが特徴です。
以下のような心あたりはありませんか?
しっかり保湿ができていないと、乾燥気味の肌はバリア機能が低下して、ニキビが悪化してしまいます。
また、洗浄力の強すぎる洗顔料で洗い過ぎて、皮膚の常在菌まで洗い流し、バリア機能を低下させていることも考えられます。
その他、シャンプーのすすぎ残しが額のニキビの原因になることもあります。
疲労や睡眠不足が続くとホルモンバランスが崩れ、皮脂の分泌が過剰になります。
過労気味ではないか、睡眠不足ではないかなど、生活習慣を振り返ってみましょう。
女性の場合は、生理の後半から次の生理までの間は黄体ホルモンが活発になり、ニキビができやすくなります。
生理の周期が乱れがちの人は、ホルモンバランスも乱れがちであり、肌のターンオーバーが順調におこなわれず、ニキビの原因となってしまいます。
乾燥した環境は、肌を乾燥させニキビを悪化させます。
加湿器を利用したり、寝室にぬれタオルを掛けておくなどして、湿度を保つようにしましょう。
肌の水分量が不足すると、それをカバーするために皮脂が分泌され、毛穴が開いてしまいます。眠っている間も肌の乾燥を防ぐ対策が必要です。
ニキビに効く漢方薬は、桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)が一般的に知られています。
ヨクイニンとは、昔からニキビやイボ、吹き出物に効果があると、お茶などに用いられてきたハトムギのことです。
ハトムギには、体の老廃物をデトックスする効果があるので、あらゆる吹き出物に効果的です。
また、ハトムギには、春から夏にかけての体のむくみを取る働きもあります。
ハトムギは米1合に対して大さじ1杯の割合にしますが、ハトムギは洗って一晩水につけて柔らかくしておきます。
つけ汁とともに炊き上げ、すったヤマイモをだし汁でのばし、ご飯にかけて、もみのりをかけて頂きます。
ふだんの食事に時々、ハトムギを取り入れるとともに、ビタミンCたっぷりの野菜、ビタミンB2を含んだ豚肉、ビタミンB6を含んだマグロなどの食材を摂りましょう。
市販のハトムギ茶を選ぶときは、麦茶とミックスされたものより、100%ハトムギ茶を選ぶ方がニキビには効果的です。
どんなお茶でもそうですが、早くニキビを治したいからと1日に何杯も飲むのはよくありません。1日に1~2杯にしておきましょう。
また、妊娠中はハトムギを使った料理やお茶は控えるようにしましょう。
ニキビやイチゴ鼻ともよばれる目立つ毛穴の対策にも有効なのが、ハトムギ茶を使った、セルフフェイシャルエステです。
お茶を飲んだ後の出がらしを再び煮だして用いるので、経済的な美顔方法です。
ハトムギ茶を煮だし、大きめの耐熱ボールに注ぎ、バスタオルを頭にかけて、顔に蒸気をあてます。
蒸気で毛穴が開き血行が良くなり、保湿効果も得られます。
水面からは20㎝くらい離して、目は閉じておきましょう。
蒸気を浴びた後は冷水で洗顔して肌を引き締め、保湿効果のある美容液などを塗っておきましょう。
*毛穴パックなどのやり過ぎは、肌を痛めてしまうので注意が必要です。
ニキビ跡の赤みがなかなか消えないのは、まだ完全に炎症が治まっていないからです。
赤みが強いようならグリチルリチン酸、茶色くなっているならビタミンC、凹凸が気になるようならレチノール配合の乳液や美容液でケアするとよいでしょう。
民間療法ですが、大根おろしの汁を患部につけると、大根おろしには脂肪を分解する効果があるため、ニキビの炎症やニキビ後のトラブルに効きます。
(体質にもよるので、目立たない部位で試してから用いるようにしましょう)
ニキビや毛穴などの肌トラブルは気になるものですが、あまりあれこれと塗ったりせず、炎症が強い時期は、ぬるま湯で洗い流すだけにしておき、ハトムギやビタミンCの多い野菜、良質のたんぱく質を摂って 体の中から改善していきましょう。
また、ストレスがたまると、体内で活性酸素が発生してしまい、ニキビの原因となります。
なるべくニキビのことは気にせずに、他のことに気持ちを向けるようにしましょう。