- 週間ランキング
そんな「ひぐらしのなく頃に」のVRタイトルの制作が発表され話題になっています。果たして対応機種やストーリーはどのようなものなのでしょうか?今回はひぐらしのなく頃にの歴史をさかのぼりシリーズを確認してVRに備えようと思います。
4月29日に開催されたニコニコ超会議 2017 にて、『ひぐらしのなく頃に』ファン待望の第二弾!パチンコ『CR ひぐらしのなく頃に~叫(さけび)~』の発表と、ひぐらしの狂気な世界観を体感出来る『VR ひぐらしのなく頃に~現(うつつ)~』の製作発表が行われました。
既に公式サイトもオープンしており、5/19には体験会も予定されています。公式サイトではストーリーと演出の一部をスマフォやPCで360度見回すVR方式で楽しむことが出来ます。
ひぐらしのなく頃にの完全新作がVRで登場するということでファンの間や様々なところで話題となっておりますが、「ひぐらしのなく頃に」をもう一度振り返ってみましょう。
メディアミックスも盛んにおこなわれている「ひぐらしのなく頃に」ですが、一番最初は『07th Expansion』というサークルによる同人作品でした。
昔ながらの村社会の様相を残す村落で発生した連続怪死・失踪事件の顛末を描いた連作式のミステリーで、表現媒体としてサウンドノベル形式を採用しています。
他のノベライズゲームの様にストーリー展開に影響を与える選択肢は存在しないのでエンディングが一本道なのも特徴。「出題編」「解答編」の各4編が2002年夏から2006年夏のコミックマーケットで発表されました。
後にこれを原作としてアニメや漫画など、商業作品化され、メディアミックス展開も盛んに行われました。
シナリオ執筆及びキャラクターデザイン・CGは『07th Expansion』代表の「竜騎士07」。プログラミング(スクリプト)は竜騎士07の弟である「八咫桜」が担当しています。
ゲームエンジンには「NScripter」が使用され、BGMに関しては『ひぐらしのなく頃に』はフリーBGM素材集等からでしたが、『ひぐらしのなく頃に解』は当作品を愛する同人音楽創作者の呼びかけによって有志を募り、専用のBGMが制作されました。
本作はまず事件が主に主人公視点で進行しクリアしただけでは事件の真相がつかめない「出題編」が発売され、その後それらの事件の真相がわかるようになる別キャラ視点で進行する解答編が発売されました。
出題編(『ひぐらしのなく頃に 暇潰し編』に全4話収録)は全四篇に別れそれぞれ雛見沢と呼ばれる村で起きる不可解な事件の物語が登場キャラクターはそのままにオムニバス形式で進行します。
第一作目となる鬼隠し編は2002年夏・コミックマーケット62にて発表され、綿流し編、祟殺し編、暇潰し編と続き、出題編が完結します。
その後、2004年冬・コミックマーケット67にて発表された目明し編から解答編が始まり、目明し編は綿流し編の別キャラ視点で進行し、物語の本末を知ることが出来るようになっていて、次に発売した罪滅し編が第一作の鬼隠し編の解答、皆殺し編が祟殺し編、そしてすべての物語を繋げる祭囃し編で完結します。
出題編では、主人公を取り巻くヒロインキャラなどのほのぼのとした学園パートが少しずつ目を瞑りたくなるような惨劇へと変わっていく独立した4編で構成されていました。
そして、物語を陰で操る「祟り」や「オヤシロ様」などのワードが謎を生み、真相を読み解こうとファンたちの間で議論などで盛り上がりました。
謎が少しずつ紐解けてゆく、解答編の二作目、全体では6作目にあたる、「ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編」はとくに物語の大きなポイントとなり、必ずエンディングが惨劇で終わってしまい陰鬱な要素の多かったこれまでのシナリオとは打って変わって「燃え要素」と思われる描写が多く見られるのも特徴。
そして、本作から独立した出題編での事件がパラレルワールドで繋がっていたことが示唆され、「ひぐらしのなく頃に」に全体に関係する謎が少しずつ解き明かされてきます。
出題編ではひたすらに鬱で悲しいストーリーなので、筆者は辛すぎて途中でアニメ版を見るのをやめてしまいましたが、是非「ひぐらし」屈指の「萌え」ならぬ「燃え」パートである「罪滅し編」まで諦めないでみましょう!
公式サイトではシナリオの一部をテキストとインタラクティブなビデオで楽しむことが出来ます。
そのなかのシナリオではどうやら先ほど説明したひぐらし屈指の激アツパートの「罪滅し編」やその出題編である「鬼隠し編」がベースとなってる模様。
数多いひぐらしのシナリオの中でも人気の「罪滅ぼし編」をチョイスするあたり、本気だなと思いました。今後の展開が非常に楽しみです。
Copyright ©2017 VR Inside All Rights Reserved.