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VRゲームをプレイするためには、ゲーミングPCと呼ばれるハイスペックなパソコンが必要になります。
特に高い映像処理を行う必要のあるVRゲームにおいてグラフィックボードというPCパーツは必要不可欠です。今回はそんなグラフィックボードの基礎知識から、オススメのグラフィックボードをご紹介します。
グラフィックボードとはPCの中でもグラフィック処理に行われるパーツです。
例えば、グラフィックボードが良いパーツであればあるほどゲームの画質を上げることが出来ます。
映像処理に大きな負荷をかけるVRゲームをプレイするには良いグラフィックボードが必要になるということです。
グラフィックボードの中には大まかにファンと処理をするエンジン的な本体であるGPUがあり、グラフィックボードを購入する際によく聞くNAVIDIAのGTX~というのはそのGPUの事です。
MSIやZOTACといったグラフィックボードのメーカーに、NAVIDIAがエンジンを提供し、その周りの半導体やファンをグラフィックボードのメーカーが作り、販売しています。
なので、NAVIDIAがグラフィックボードを出している。というわけではなく、NAVIDIAの規格のグラフィックボードを各社が開発、販売しているというのが正しい認識です。
このNAVIDIAの規格はGTX950や1050、1080とそのグレードを数字で表していて、10の位がそのグレード、例えば80がつくモデルは最上位グレードにつく番号で、980や1080が最上位モデルとなります。
100の位より上は世代を表し、例えば、1080は980と同じ最上位モデルですが、1080のほうが新型モデルの為、処理能力や電力消費が少ないです。
「VR Ready」とは、VRが快適に動作させられるPCパーツでであることを、VRに関連した企業が公認した証のこと。
VRは、周囲360°の映像を左目用と右目用、2つ用意しなければならないため、動作させるためのPCには非常に高度なスペックが求められます。
一般的にハイスペックとされるゲーミングPCでさえ、必ずしもVRを動作させられるとは限らないことから、「VR Ready」という承認を行うことで、VR用途のPCを購入しやすくしようというねらいから生まれました。
一元的に認証を行う専門組織あるわけではなく、各VR関連企業が個別に認証を行っているため、ひとくちに「VR Ready」といっても複数の認証が存在。
「OculusRift」の快適な動作を認証する「Oculus Ready」、「HTC VIVE」の快適な動作を認証する「HTC VIVE VR Ready」のほか、グラフィックボードの開発企業が認証を行っている「GeForce GTX VR Ready」「Radeon VR Ready Premium」「Radeon VR Ready Creator」などがあります。
今回はグラフィックボードの紹介なので、グラフィックボードの開発企業が認証を行っている「GeForce GTX VR Ready」「Radeon VR Ready Premium」「Radeon VR Ready Creator」のVR推奨スペックグラフィックボードからオススメを消化したいと思います。
VR機器を動かすことのできる最低条件のグラフィックボードは、HTC VIVEがNVIDIA® GeForce® GTX 970、AMD Radeon™ R9 290 の同等品またはそれ以上でoculus Rifftの最低条件がNVIDIA GTX 1050 Ti / AMD Radeon RX 470以上、推奨条件がNVIDIA GTX 1060 / AMD Radeon RX 480以上となっています。
現在GTXシリーズを購入する場合900シリーズか10シリーズのどちらかを選ぶことになると思いますが、10シリーズのほうが900番台を中古で買うよりも作業効率が高く、消費電力も低く抑えられるだけでなく処理能力も高いうえに値段もそれほど変わらないので10シリーズを購入することをお勧めします。
AMD Radeonのグラフィックボードを買う場合、VIVEの最低条件はR9 290となっていますが、R9は古い世代のモデルなのでRX400番台を買うのが動作も快適でおすすめです。
[関連情報]
・HTC VIVEに関する全ての情報まとめ
・Oculus Riftに関する全ての情報まとめ
長年、ゲーマーたちの間で議論されてきた話題ですが、正直筆者的には人間が感じ取れるレベルの差はないように思います。
一説では、NAVIDIAは3Dの処理に強く、AMDは色彩や影の陰影や光に強いといわれています。
処理速度やベンチマークではAMDもNAVIDIA両社ともやはりハイエンドなものであればあるほど上がっていくので、どちらを買うかは好みで選ぶといいと思います。
AMDはPS4やxboxなどのコンシューマにもチップを提供しているのでコンシューマゲームのPC移植版などをプレイしたい場合はAMDを選ぶとよいかもしれません。
対するNAVIDIAはPC向けに開発されたゲームに強く、最近では人気対戦ゲームのFor honerなどが推奨としてNAVIDIAとパートナーシップを結んでいたり、PCゲームに強い印象を受けます。
一応参考までに…、筆者の周りのゲーマーさんたちはコンシューマ移植や色彩に強いAMDはキャラクターが登場するようなギャルゲーやエロゲーが好きな人が、3Dの処理に強いのでガチのFPSで遊びたい人はNAVIDIAを選んでいる傾向があります。
先ほども紹介した通り、PCでVRをやる場合は900番台のシリーズよりも1000番台を買う方がコスパ的に良いと思います。
今回はVRに最もおすすめのグラボを紹介したいので、最低条件である1050tiや、900番台という一応起動するけど、動作が快適かどうかは保証できないものは省いて安さと性能に特化したものを紹介したいと思います。
GTX10シリーズの50より一個上のモデルがGTX1060です。
最低条件の1050より一つ上のモデルなので、余裕をもってVRゲームを遊ぶことが出来るうえ値段も比較的にリーズナブル。
後で紹介する1070や1080はどうしても値段が高いものなので、安さを取りたいけど、性能も捨てたくないという人にベストマッチ。
中でもMSIのショートサイズモデルはボードのサイズが非常に小さいのでミドルタワー以下の小さいPCケースにも収まりますので、換装も楽でしょう。
お値段も3万円~4万代が相場のGTX1060の中でも内蔵メモリが小さいというデメリットもありますが、3万円代を切る値段なので安さを取るならばコチラでしょう。
とにかく万全の状態でプレイしたい人向けなのがコチラのGTX1080Tiシリーズです。
GTX1080の強化モデルとしてリリースされたGPU、GTX1080Tiは当時最強と呼ばれていたGTX titanを大きく上回る性能を誇り、現状で一番処理能力の強い、まさしく「最強」のグラフィックボードです。
ZOTACのGTX1080Tiモデルは安定性も高く、保証にも強いため安心で、ファンの横には虹色に輝くイルミネーションLEDもついていて見た目にもこだわりたい人にもおすすめです。
AMDのグラフィックチップスで、値段と性能面両方を鑑みて最もVRに適していると考えられるのはやはり、RX480でしょう。
ここからはRX480搭載のグラフィックボードを紹介します。
MSIは台湾のグラフィックボートメーカーで高い支持と評価を受けている老舗です。
ハイエンドグラボを買うなら絶対MSIという人も多いようです。さらにAMDのチップを搭載していることで、得られるコストパフォーマンスがケタ違いに高く、GTX1080Tiまではいきませんが、1080に届くほどの処理能力が5万円以下で手に入るのでコストパフォーマンスが高いです。
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