VR動画を撮影できる360°カメラはスポーツの撮影やバンドのライブ映像まで幅広く利用され、撮影機器も非常に手の届きやすい値段になり、誰でも撮影してYoutube等の動画サイトに簡単にアップロードできるようになりました。


今回はSamsungが今年発売し、話題を呼んでいる360°カメラGear360の2017年新型バージョンの紹介と旧式の2016年バージョンとの違いを紹介したいと思います。


VRの360°動画が撮れるGear360



Gear360は、360°動画を気軽に撮ることのできる360°写真・動画専用カメラの一つです。


第一世代モデルのGear360が2016年の7月に国内で発売し、GearVRや、Garaxy Egdeとの互換性があり、専用のアプリでシームレスな接続ができる点など、他の360°カメラよりスマフォとの連携の取りやすさや筐体の小型さなどが特徴で、好評を博しました。


そして今年、発売日は未定ですが、第二世代モデルの新型Gear360が発表され、発売が待たれます。


360°カメラとは?


「360°カメラ」は、360°写真や360°動画を撮影可能なカメラのことです。360°写真であれば、一般的なスマートフォンでも撮影可能なアプリが配信されています。


ただ、スマートフォンのカメラのように、一般的なレンズで360°写真を撮影する場合、撮影者自身が動いて周囲360°を撮影していき、複数の写真を繋ぎ合わせることで360°写真を完成させるのが基本です。


このため、写真のつなぎ目が不自然になったり、確度によって時間的なズレが発生したりといったデメリットがあります。また、時間的なズレが発生する都合上、360°動画を撮影することはできない。


一方「360°カメラ」は、360°の景観をとらえることのできるレンズを装備しており、一回の撮影で360°写真を撮影可能。一回で360°撮影可能なため、時間的なズレは発生しません。


このため、たいていの機種で360°動画も撮影することができます。


なお、360°写真や360°を3D形式で撮影するためには、左目用と右目用の動画を撮影する必要があるため、2個以上のレンズが必要で、360°動画を3Dで撮影したいという場合は、3D形式での撮影に対応したGear360の様な機種が必要となります。


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[関連記事]:Gear 360とは?


徹底比較!新型となって生まれ変わったGear360!


ここからはGear360の新旧比較をして、今買うなら新型なのか、中古で安い旧型を買うべきかを考えてみたいと思います!


最大画質4Kでの動画撮影が可能に!



新型GearVRでは旧型のフルHDの1920 x 1080 (60fps)を大きく上回る解像度、4K画質での撮影が可能になりました。


なので、最大解像度は2560×1440 (24fps)と大きく旧型と差をつけています。二つのレンズを使った場合の最大解像度は旧型が3840 x 2160 (24fps)で新型が4096 x 2048 (24fps)となっています。


360°動画としてだけでなく、画質や解像度にこだわりたいなら間違いなく新型のほうが良いでしょう。


対応機種の追加!



旧型のGearVRはsamsung製品のスマートフォン、GALAXY Egdeシリーズのみの対応でしたが、iPhoneなどのiOSデバイスとWindows/Macコンピューターとの同期や遠隔操作が可能になります。


Gear 360 アプリケーションとペアで使えば、カメラのリモートコントロールができ、スティッチング、編集、シェアまでのプロセスが簡単に行えるようになります。


さらに新型Gear 360では、360°動画と写真撮影両方にさまざまなビューモードと編集ツールが用意されています。



旧型Gear360では、GALAXYユーザーのみアプリでのリンクが可能でしたがiOSにも対応した為、幅広く運用できるのでiOSユーザの方は新型の発売を待った方がよさそうです!


ライブストリーミングにも対応!



新型Gear 360 ではリアルタイムでのコンテンツシェア機能が新たに追加され、ライブストリーミング動画がFacebook、YouTube、Samsung VRなどのソーシャルプラットフォームにアップロードできるようになりました。


Gear 360 先ほど紹介した、対応スマートフォンと合わせて使うことで、2Kの360°動画がリアルタイムで友達や家族とシェアできます。


動画撮影だけでなく生放送で配信などを360°動画で配信したいストリーマーの皆さん!新型が”買い”です!発売を待ちましょう!


デザインや重量の違い


新型Gear360では旧型のデザインと大きく変更されています。



旧型はまさにまるまるっとした球体で目玉の親父にも似たかわいらしいデザインです。



対する新型は旧型の目玉の親父スタイルの下部に円柱がついたようなデザイン。


日本では未発売の為、英語での比較動画ですが、詳しいサイズ感がわかる動画がこちらにあります。



これにより、テーブルに置いての撮影や手に持ちながらの撮影がしやすくなると思います。


本体の重量はぱっと見、新型のほうが重そうですが、新型が130g旧型が152gと、20gも新型のほうが軽いことがわかります。


気になる値段は!?


現在、旧型Gear360の値段は最安値で48,980円 でした。


日本では未発売の為、新型Gear360を海外の並行輸入品をアマゾンで調べたら、26,400円と半額ぐらいの安さでした!


もし今からGear360を購入するならスペックやコストパフォーマンス高い新型のほうを並行輸入か、国内販売開始を待って、購入した方がいいと思いました。


並行輸入を購入する場合、ページやマニュアルが英語のみとなっているので注意が必要です。


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情報提供元: VR Inside
記事名:「 新旧Gear 360比較!これから買うべきは、進化した新型モデルか?