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VR戦艦大和は、2014年12月に、クラウドファンディングで資金募集を開始、そこから約2年の月日を掛け、開発が進められた作品だが、そのクオリティーは圧巻であり、誰もを魅了した。
VRInside編集部でも、『VR日本海海戦』の公開を記念して、VR戦艦大和を改めてプレイレビューしたので、そちらも以下より確認できる。
記事:リアルすぎる”実物大”戦艦大和に乗り込もう!驚きのクオリティーVR戦艦大和をプレイレビュー
今回、開発元は同じく神田技研が、「VR日本海海戦」を記念艦三笠でGW突入と共に公開した。
記念艦三笠からの発表によると、20174月29日から神田技研からでていたニュースの通り、中央展示室に設置し「VR日本海海戦」を公開したと正式に発表した。
上記でも記載したが、「VR 戦艦大和」の提供で話題にもなり知っている人も多いと思われるが、「(株)神田技研」の製作作品になっており、三笠艦橋での日本 海海戦をVR体験する事ができるコンテンツの展示となっている。
遥かに見えるバルチック艦隊、振り返れば後続の各艦、そして見上げれば翻るZ旗などを、体感することができ、この展示については、記念艦三笠観覧者全て提供が行われる。
三笠に続航する聯合艦隊各艦(左) 掲揚中の Z 旗(右)
敵前大回頭!(左) 火を噴く前部主砲(右)
炎上・沈没するバルチック艦隊(左) 聯合艦隊 解散の辞(右)
4月〜9月 9:00〜17:30
3月・10月 9:00〜17:00
11月〜2月 9:00〜16:30
休館日:12月28日、29日、30日、31日
一般 | 600円 |
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シニア(※65歳以上) | 500円 |
高校生 | 300円 |
小・中学生 | 無料 |
障害者 | 200円 介護者2名まで |
団体割引(20名以上)
一般500円 高校生200円 小・中学生無料
神奈川県横須賀市稲岡町82-19
日清戦争に勝利した日本国は、下関条約により賠償として清国から遼東半島を割譲されたが、強力な軍事力を極東に展開している露独仏三国の強い干渉を受け、遼東半島を清国に返還せざるを得なかったと記載されている。
欧米列強の軍事脅威から主権と、領土を守るためには軍事力の強化が急務と、痛感したその時の政府は、戦艦6隻、装甲巡洋艦6隻を基幹とする「六六艦隊整備計画」を推進した。
「三笠」は、英国ヴィッカース造船所に発注した6隻目の戦艦であり、明治35年(1902)3月に竣工、直ちに横須賀に回航され、日露関係が悪化し戦時体制に移行した明治36年12月、連合艦隊に編入され、その旗艦になったという。
今まで過去の歴史などは、古い写真・書物や言い伝えなどで保管されてきたのが現状であり、そこには、残されたものから解析した内容などももちろん盛り込まれている。
VRというものが存在する現在なれば、歴史の保管に関して新しい取り組みが可能なのではないかと思う。
単純にVRで残す事ができると言う話ではなく、VRとは体験を提供できる事が非常に重要であり、過去の歴史を書物や写真でみて学んだり、考えてみたりするのではなく、歴史を身をもって体験する事で、その時どのような事が起こっていたのか?を体感可能である。
単純に学びにおいても、単純に暗記したり、書物などから想像したりするよりも、VRで体験する事の方がインパクトもあり、頭の中に強くインプットされるのではないでしょうか?
実際に現在を未来に残す場合には、歴史的事実を実際にVR化して保管していく事で、未来に向けて内容的にもかなりリアルに近い体験を提供できるのはないでしょうか?
例えば災害などは、非常に重要な体験になり、その後研究や予測などにも役に立つ可能性もあるかと思います。
大きな地震や津波などを体験した事がない場合、過去の体験を事前に行う事に予防にもなるのではないでしょうか?
最近では、災害系のVR体験コンテンツも多く出てきております。
■災害体験コンテツ
竹中工務店 災害事象統合VRシステム「maXim」を開発と発表
KDDI、HTC Viveを利用した、「地震・津波等」の災害対策訓練ソリューションの提供開始
VRで“煙に巻かれる”防災体験をして災害に備えを!「防災VR/火災編」提供開始
海外では、VRでの歴史表現面白いコンテンツが登場しており、こちらを最後に紹介したいと思います。
紹介記事:セーヌ河畔のVR望遠鏡が観光客を中世のパリへ連れていく
セーヌ川沿いに、VR望遠鏡が設置されており、中を覗くと、覗き込む前に目の間に広がっていた風景の過去が、VR内で広がるのである。
このように、現在と過去を行き来できるような仕組みは、非常にVRとして価値の高い提供になっていくと思います。
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