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日本では、カジノ法案が話題になっている。一方、国外ではVRカジノが話題になっているようだ。
ゲーム、産業、芸術、瞑想と様々な分野で利用されるVRは、ギャンブルとも相性が良いかもしれない。海外メディアTrendinTechがVRにおけるカジノの可能性に関する記事を掲載している。この記事で挙げられた、VRカジノが成功すると考えられる四つの理由を見ていこう。
VRで遊べるカジノゲームは、既に登場している。ポーカーができるゲームとして、OculusにはCasino VR Pokerがある。超美麗グラフィックではないにしても、マルチプレイヤーで遊べるポーカーアプリとしてはかなりいい出来だ。実際にゲームをしているように感じられる。
海外のカジノでテーブルにつく前に、対人ポーカーを練習しておきたい人にも良いかもしれない。もっとも、互いの表情が見えないというポーカーとしては致命的な欠点も抱えている。ヘッドセットが進化すれば、表情をトラッキングしてアバターの表情に反映できるようになるだろうか。
また、VRのスロットマシンに関しては既にリアルマネーでのプレイが可能なオンラインカジノも登場している。将来はテーブルゲームもVRでプレイ可能となるだろう。
カジノに馴染みが薄い(かつ、法的に不安のある)日本の読者はあまり知らないかもしれないが、オンラインでリアルマネーを賭けられるカジノは古くから存在している。一人で遊べるスロットマシンやビデオポーカーだけでなく、ライブ配信でディーラーと勝負できるポーカーやルーレットを提供しているカジノも存在する。
最近では、PCだけでなくモバイルでもそういったライブゲームに参加できるようになっているので、その発展系としてVRでライブゲームに参加できる可能性は高い。VRならば、実際にディーラーと対面しているような感覚でプレイできるだろう。
VRにカジノが輸入される一方ではない。逆に、VRを導入したカジノも存在する。昨年VRInsideでも取り上げた、Muckleshoot Casinoだ。
Business Examinerの記事によれば、その評判は上々のようだ。これでカジノ業界がVRに注目するようになれば、VRカジノの開発が進むかもしれない。
VRInsideでも、二次元アイドルのライブや美少女とのやり取りを楽しむゲームといった少し大人向けの作品を紹介している。もっとストレートにアダルトコンテンツも取り上げている。そして、それらの記事がよく読まれているのも事実だ。VRは子どもがゲームをするのに適したデバイスであるだけでなく、大きなお友達向けのコンテンツとも相性が良い。
VRでポルノその他の成人向けコンテンツを利用している人ならば、ギャンブルへの嫌悪感も薄いのではないだろうか。リアルマネーを賭けたギャンブルがあらゆる場所で可能となることの是非はともかく、VRでのカジノは特別禁止されるべきコンテンツでもないように感じられる。
VRヘッドセットは、子どもがお小遣いで購入するにはまだ高価だ。購入者の多くが大人であると考えると、VRカジノが成功する可能性は低くないとも思えてくる。次に来るVRコンテンツはカジノなのだろうか?
参照元サイト名:TrendinTech
URL:http://www.trendintech.com/2017/01/16/four-reasons-casinos-could-be-big-on-vr/
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