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RoadToVRが1,100ドル(約13万円)で購入できるOculus Ready PCとOculus Riftのセットを紹介した。
このセットは、ゲーマー向けのハイエンドカスタムPCを数多く提供するCyberPowerが1月9日に発表したものだ。目を引くのは、その価格である。Oculus Riftが同梱されるセットの総額からRiftの価格を引くと、このPCの価格はわずか499ドル(約6万円)だ。
モニタこそ付属しないが、ちょっとしたノートPC程度の価格でVR対応のゲーミングPCが手に入ることになる。Oculus Ready PCとしては最も手が出しやすい選択肢の一つである。
価格を抑えるため、今回発表されたGamer Ultra VRデスクトップは性能も控えめになっている。最高のVR体験を求めるならば、さらに高性能なモデルを選ぶのがおすすめだ。しかし、PCの構成にこだわらずにVR体験がしたいユーザにとって魅力的な価格である。
注意点として、将来のVR(いずれ発売されるであろう第二世代のVRヘッドセットや、高い処理能力を要求するVRコンテンツ)を動作させるには力不足となってしまう可能性が高いことが挙げられる。あまり処理能力が高くないハードウェアをサポートする技術面の進化も続いているため、これからのVRがどの程度のGPUパワーを要求するかは不明だ。
そうは言っても、早晩その要求を満たすのは難しくなっていくだろう。どの時点でOculus Readyと呼べなくなるかは分からないが、VR用として末永く快適に使えるモデルではないと想像できる。
このGamer Ultra VRデスクトップはCyberPowerが多くのユーザにVRを楽しんでもらうために開発したモデルだ。モンスターマシンではないものの、繰り返し行われたテストでOculus Riftを問題なく動作させる能力があることを保証されている。CyberPowerのPCで初めてOculus Readyとして認定されたPCの一つでもある。
気になるスペックは以下のようになっている。
CPU | AMD FX 4350 4.2GHz |
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GPU | AMD Radeon RX 470 4GB |
RAM | 8GB(DDR3) |
ストレージ | 1TB HDD(7,200rpm) |
外部接続 | USB3.0×3、USB2.0×7 |
光学ドライブ | DVD±RW |
付属品 | ゲーミングマウス&キーボード |
価格を考えれば十分なスペックと言えるのではないだろうか。ゲーム用と考えるとメモリ8GBがやや少ないかもしれない。それ以外では、SSD非搭載かつ光学ドライブもBD非対応となっている。このあたりでコストを削減している印象を受ける。
OculusはCyberPower以外にも多数のPCメーカーのOculus Ready PCを紹介している。その中で、有力な選択肢の一つとなるだろう。現時点では今回発表されたモデルが紹介されていないが、いずれ掲載されるはずだ。
参照元サイト名:RoadToVR
URL:http://www.roadtovr.com/oculus-ready-pc-costs-500-bundled-rift/
参照元サイト名:CyberPower PC
URL:http://blog.cyberpowerpc.com/2017/01/09/oculus-rift-bundle/
参照元サイト名:Best Buy
URL:http://www.bestbuy.com/site/oculus-rift-virtual-reality-headset-cyberpowerpc-gamer-ultra-vr-guavr3000b1-desktop-package/9999277100050000.p?skuId=9999277100050000
参照元サイト名:Oculus
URL:https://www3.oculus.com/en-us/oculus-ready-pcs/
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