エドワード・スノーデンが考えるARの有用性と潜在する暗部

エドワード・スノーデンは著名なCIAのコンピュータエキスパートである。彼が2013年にリークしたNSA情報は、今日まで続く多くの議論を巻き起こした。スノーデンは現在ロシアに亡命しているが、多くの出版社や企業が彼と会談して意見を求めている。

Fusionがしたように、誰かが彼にアメリカ大統領選におけるトランプの当選に対する意見を求めたとしてもおかしくはない。

スノーデンとの会談では、ポスト・トランプの国家と亡命者としての視点に集中して監視の未来について語られた。スノーデンは異なる種類のARについて、彼の態度について、そして『ポケモンGO』をプレイしたかどうかを質問された。彼は『ポケモンGO』をプレイしたことがなかったが、ゲームの持つ大きな訴求力に関する考えを共有してくれた。

「最も手軽なの（手軽に利用することのできるARのタイプ）は、追加のデバイスを必要としないものです。『ポケモンGO』が大成功を収めた理由は、私たちが持っていない新しいデバイスなしにプレイすることができたからです」

とスノーデンは語った。

彼はこの体験を、「私たちがこれまでに見たことのない世界の側面を見られる窓」によるものとしている。これは、ARとVRの双方を含むものである。拡張は（ARはVRよりも）現実にフィルターをかけるものだが、理にかなった考え方である。

彼はすぐに、娯楽以外の分野でのARに関する話題に移った。看板が実際には存在しない道路に標識を表示するものや、ある問題について政治的にどのような考え方がなされてきたかを表示するものなどである。彼が考えるシナリオでは、ARを介して現在地、会議が開催される場所、そこで最近起きた出来事、警察が非武装の民間人を殺害したかどうか、その地域の有力者は誰かといった情報が表示される。

「情報にアクセスすると、世界が違う形に見えることに気付くでしょう。違う形で世界が見えるということは非常に有益で強力な可能性を持っている一方で、非常に暗い可能性もあります」

彼は説明する。

スノーデンは、ARで入手できるこれらの情報の落とし穴について続ける。ハラスメントや虐待が一番の例で、ARがもたらす長期的な影響は祝福にも呪いにもなり得るという。彼がARの話を締めくくったように、私たちには技術がどの方向に向かうのかは分からない。しかし私たちは政治的理解やARの方向性に影響を与えることができる。良い方向に政治や技術を進めれば良いのである。

この会談はここで全て見ることができる。

参照元サイト名：uploadvr

URL：http://uploadvr.com/edward-snowden-ar-future/

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