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いつも当サイトをご覧いただきましてありがとうございます。
VR専門のビジネスメディアとして数多くのVR関連企業様に取材に伺い、さまざまな体験を訊きつつ海外ニュースも網羅してまいりました。
そのせいか、個人的にVRが身近な存在になっている今日この頃。
おそらくこのサイトをいつもご覧の皆さまもVRに長けてきている方々なので、知らない用語があまりないかもしれません。
しかし、とあるアンケート調査を行ったところ、一般にはVRがほとんど浸透していないという結果を得ました。
10代~20代のフォロワーの多い当サイト編集部員のTwitterアカウントで、今やVR界隈では誰もが知っている用語も、一般の若年層はほとんどと言っていいほど知らないことが分かりました。
「VR」ですら=バーチャル・リアリティの略だと3割程度の人間しか認識されていない状況でした。
ということで、アンケート結果をもとに、2016年のVR元年に一般大衆ユーザがVRが流行ったときに絶対に抑えておきたい用語を8個選出してみました。
これらではないだろうか。
一つ一つ用語解説していくと、
若者の7割が知らないことにビックリしてしまうのですが、バーチャル・リアリティ=仮想現実を体験させる何かのことです。
VR元年で言われる狭義の意味で言いますと、視覚的にあたかもその場にいるような感覚になれるものです。
よくあるのが頭にゴーグルのようなデバイスをつけると目の前に別世界が広がり、その場にいる体験ができるというもの。
まず体験するならVRのジェットコースターなどが分かりやすいだろう。
GALAXY STUDIOでも体験できるのだが、ゴーグル越しに映像を覗くとジェットコースター
恐竜時代に
VRのほかにARという拡張現実の技術があり、これは現実世界に仮想のオブジェクトを出す技術。
一般的な事例でいうと箱根に出現したエヴァの話。専用のアプリから覗き込むと箱根の山などにアニメキャラたちが出現するというもの。
この技術とVRを交えたものがMRです。
MRはミックスドリアリティの略でVRとARの複合技術、例でいうとSHOWROOM VRが適切。
360°好きな角度からライブ配信が眺められ、配信者に対してリアルタイムにアニメーション演出つきのギフト送信ができる。
頭部装着ディスプレイのことで、2眼になったレンズ越しに映像を見ることでVR体験を可能にするもののことを言います。
頭につける系のVR関連のデバイスはVRヘッドマウントディスプレイと言うのだと覚えておけばいいかと思います。
さらにVRヘッドマウントマウントディスプレイにもGear VRのように独立してスマホをセットして使うものや、OculusやVIVEのようにPCと連携して使用するものもあります。
また、VRヘッドマウントディスプレイと呼ばれず、VRゴーグルと呼ばれる場合もありますが、ほぼ同義だと思います。
「VRビューワ」という言い方に関してはダンボールなどで作られた簡易のスマホ対応の2眼対応のツールを言うことが多いです。
また当サイトではこれらVRヘッドマウントディスプレイ、VRゴーグル、VRビューワなどをまるっと「VRヘッドセット」と総称したりしています。
Samsungが作っているVRヘッドマウントディスプレイで、デバイスにスマホを装着して使用します。
スマホ全部が対応しているわけでなく、Galaxy S6 edgeやGalaxy S7 edgeなど、一部のSamsung端末のみで対応しています。
Gear VRと対応端末をつなぐと自動でアプリがインストールされ、そのアプリ経由でGear VR対応のアプリのストアに遷移し、無料のものから有料のもの(数百円~千円台が多いです)をダウンロードして遊ぶことができます。
ワイヤレスで遊ぶこともでき、別途ゲームコントローラーをBluetoothで接続して遊ぶことも可能です。
先ほども述べましたが、PCエンドでアプリを動かし、HDMIケーブルやUSBを介してVRヘッドマウントディスプレイと連携してVRコンテンツを遊ぶシステムを開発している会社のことです。
専用のVRヘッドマウントディスプレイとしてOculus Riftを開発しており、こちらはハンズフリーで遊ぶタイプのものから専用コントローラーのOculus Touch(2016年7月発売)を使うタイプのものがあります。
また、コントローラーに関してはXbox One コントローラーを使用することもでき、2016年6月現在はこちらの使用がメインです。
ハイエンドなVR体験を可能にしてくれますが、動作させるためにはハイスペックな性能のゲーミングPCを準備しないと思うように動作しません。
こちらはHTC社のつくったVRシステムの総称で、Oculusと同じくPCエンドのVRシステムです。
「ルームスケールVR」という点にこだわっており、縦横で3~4m、高さは2mのスペースが必要で作りだしたVR空間で歩いたり手を動かしたりできるのが特徴。
昨今に出ているVRシステムでは一番大がかりでハイスペックなものではないかと思います。
VIVE専用のVRヘッドマウントディスプレイとコントローラーを使って操作します。
2015年10月発売予定のPlaystation 4と接続する前提のヘッドマウントディスプレイのことです。
OculusやVIVEがPCエンドで動くVRシステムなのに対し、PS VRはPS4をベースにVR体験ができます。
比較的軽量でコンパクトなVRヘッドマウントディスプレイで長時間遊べる設計になっているのが特徴です。
コンテンツもVRヘッドマウントディスプレイを装着した側と装着してない側が一緒に遊べる設計になっている多人数プレイを意識したものになりそうです。
近年ではYouTubeも対応しているパノラマ動画(360°動画)。
しかしながらアンケートでは意外にも知られていなかったりするので解説します。
パノラマ動画はPCもしくはスマホから専用アプリで動画を閲覧したとき、自在にいろんな角度から動画を視聴できるものを言います。
ではVR動画とは何のことなのか?これはやや狭義の意味になりますが、パノラマ動画を2眼モードに対応したものがVR動画ということになります。
要はVRビューワやCardBoardなどで覗きこんだときに立体的に見えればVR動画なのです。
先ほどのOculusやVIVEのときに少し出たゲーミングPC、こちらもどういったものをゲーミングPCと呼ぶのか分からないのではないかと思います。
そこで、簡単にご説明しますと、高性能なグラフィックボードを搭載したマシンのことです。
もちろん、高いCPUやメモリ、ストレージの多いというのも大前提ですが、ディスプレイに画像を綺麗に映す部品であるグラフィックボードがイケてませんとOculusやVIVE対応のコンテンツは使うことができません。
VRコンテンツを使用するためのグラフィックボードとして有名なのがNVIDIA社のGeForceシリーズです。
そして、ノートPCよりもデスクトップPCのほうがパフォーマンスを発揮できるため、ゲーミングPCの主流は高性能なグラフィックボード搭載のデスクトップPCかと思います。
また、ノートPCの開発も時代の経過とともに増えてくると思います。
以上、これからVRに興味を持つだろう方たちに向けたVR用語解説でした。
また機会があればやりたいと思います。
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