建設現場のデジタルトランスフォーメーションを推進する株式会社EARTHBRAINは、VR端末を通じて手軽に臨場感のあるデジタルツインの施工現場が体感できるソリューション「Smart Construction VR」の提供を、2023年10月2日より開始していることを発表しました。

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VR空間上で臨場感のあるデジタルツインの施工現場を体感!

「Smart Construction VR」とは?

「Smart Construction VR」とは、どこにいても断面形状確認や土量の算出など現場を可視化および分析できるWebアプリ「Smart Construction Dashboard」で作成したデジタルツインの施工現場をVR端末で閲覧したり、VR空間上で詳細な計画を検討することができるソリューションで、「Smart Construction Dashboard」のユーザーであれば、VR用の特別なデータ作成や設定等をする必要がなく、現場データを作成するだけで利用可能なサービスとして今月2日より提供開始されています。

提供方法はEARTHBRAIN販売代理店による販売で、「Smart Construction VR」の利用に際し、専用ライセンスに加え、VRヘッドセット、VRコントローラ、専用ソフトをインストールしたPC、VRヘッドセットとPCを接続するケーブルなどの機器が必要となることに注意が必要で、販売価格に関しては各代理店へ問い合わせとなっています。

「Smart Construction VR」の主な特徴について

「Smart Construction VR」のVR空間では、ユーザーは一人称視点でVR空間内を自由に移動しながら『測量データ』や『設計データ』などの表示を切り替えて施工現場を確認することができるだけでなく、離れた場所にいる施工関係者も”実際の現場の様子”や”進捗状況”などを臨場感のある映像で共有することが出来るという特徴を有しています。

臨場感のある映像が共有できることで、『施工現場近隣の住民』など普段施工現場に入ることができない人にも、『実際の現場の様子を体感してもらうこと』ができ、工事への理解促進に貢献することが期待されています。

また、本ソリューションを活用するとVR空間上の施工現場内に”建設機械”や”資材”などを『3Dモデル』として配置することが出来るので、『建設機械やダンプトラック等のすれ違い』といった機器などの具体的な動線をイメージしながら、『安全確認』『施工手順』を検討することが可能になるというメリットがあります。

さらに複数のVR端末を用意すると、複数のユーザーが施工現場のイメージを共有しながら共同で検討することも可能となります。

そのうえ、VRコントローラを用いてVR空間内の任意の点の座標や距離、面積など基本的な計測を行うことも可能な仕様となっており、VR空間内で表示を『測量データ』『設計データ』に切り替えることで設計データと現況地形の差分を確認することもできるため、遠隔での出来形検査への活用も期待されています。

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今後の展開

EARTHBRAIN社では、「Smart Construction VR」の提供を通じ建設現場のデジタルトランスフォーメーションを実現し、建設業界の安全性、生産性、環境性の飛躍的な向上を図り、スマートでクリーンな未来の現場の創造に取り組みたいとしています。

まとめ

株式会社小松製作所、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社、株式会社野村総合研究所の4社が出資しているEARTHBRAIN社が、VR空間上で臨場感のあるデジタルツインの施工現場を体感することが出来るソリューション「Smart Construction VR」を、今月2日より提供開始しています。

建築現場での大きな事故は作業員の生命にもかかわるため、VR空間で機材の動きや距離感などを何回も確認しながら検討できるこのようなソリューションが浸透することで、不慮の事故が少しでも減ることが期待できそうだと感じるニュースですね。

ソース:プレスリリース[PR TIMES]




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情報提供元: VR Inside
記事名:「 「Smart Construction VR」提供開始!デジタルツインの施工現場を体感