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3Dスキャナーや360°カメラを利用した現実空間のVR化サービスを提供しているiishina社は、MatterportSDKを利用した空間映像カスタマイズCMS「iishinaXR」の製品版を4月27日にリリースしました。
「iishinaXR」は、MatterportSDKをベースにしたバーチャルイベント作成CMSで、『実際の建物(屋外・屋内)を3Dスキャナで撮影した4Kのハイクオリティ360°映像』に、
・3Dオブジェクトの追加
・音声やBGM、ライブ配信動画などを埋め込む
などによって、バーチャルイベント開催をコストや手間を削減しながら手軽にすることができます。
今後は「iishinaXR」の定期的なバージョンアップを実施しつつ、機能の拡張も行っていく予定とのことです。
詳細はこちら→https://vrinside.jp/news/post-217513/
高齢者介護事業を展開するSOYOKAZE社は、東京大学先端科学技術研究センターと共同で、「VR旅行」が高齢者に及ぼす影響に関する実証実験を実施したことを発表しました。
この実験では、VRゴーグルを装着した高齢者にVR旅行コンテンツを視聴してもらったところ、
「視空間認知機能」
「頸椎(首)可動域」
に関して改善効果が認められ、またコンテンツ自体の満足度も高かったとされています。
なお、今回の実証分析の論文は3月に英・グラスゴーで開催された学界においてグランプリに次ぐ特別賞(Best Paper Honorable Mention)を受賞しており、今後も研究開発を継続していくとのことです。
詳細はこちら→https://vrinside.jp/news/post-217537/
NTTコノキュー社は、VR×メディアの新体験が楽しめるVR空間「360Media」を4月25日にリリースしました。
「360Media」では、『アウトドア』や『アート』などさまざまなライフスタイルをテーマに分かれた「トピック」と呼ばれるVR空間で、ユーザーの好奇心に合わせた体験ができるようになっています。
初回リリース時のテーマには、
国内最大級のキャンプWEBメディア「CAMP HACK」が監修する「バンライフ」
マガジンハウスが監修する学校「MIG」
が用意されており、キャンプや趣味について体験したり学ぶことが可能です。
詳細はこちら→https://vrinside.jp/news/post-217540/
メタバースクリエイターズ社は、メタバースクリエイターによる企業・自治体向けのプロダクションサービス「メタバースクリエイターズ」を4月26日に正式リリースしました。
サービスを提供するのは、数多くの企業案件を手掛けたりテレビへの出演も豊富なクリエイターで、企業や自治体との協創により日本の魅力を世界に発信するコンテンツ創出をサポートしていきます。
今後は所属クリエイターを増やしつつ、オリジナルアイテムやキャラクター制作などの実験的なIP(知的財産)を含めた、海外から注目度の高い日本の文化資源を生かしたコンテンツ創出を目指すとのことです。
詳細はこちら→https://vrinside.jp/news/post-217578/
耳鼻科医VTuber・法月ロイが専門的な知識を活かして制作したVR酔い訓練ワールド第二弾が4月27日に、clusterにて公開されされました。
このワールドは、VR初心者やVR酔いに悩むユーザーのより良いVR体型のために、VR空間を通して起こる頭痛や吐き気といったVR酔いについて、対策を学べるようになっています。
2回目のオープンとなる今回は前回よりも見た目も機能もグレードアップしており、前回と同じく学会発表や論に活用するためのユーザーに対してアンケート調査も実施される予定です。
詳細はこちら→https://vrinside.jp/news/post-217512/
今週後半はエンタメやサービスだけでなく、学術的な面での利用も目立ちました。
社会的にXRが役に立つという実績や証拠を積み重ねていくことで、単なる一過性のヒットに止まらない公共のインフラとして定着していくのではないでしょうか。
また、酔いというVR利用の大きなハードルとなっている現象の研究も進んでいけば、普及への大きな追い風となると思われます。
来週はどんなVRニュースがあるのでしょうか?
お楽しみに!
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